この記事では、「緊急の件ではありませんので」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「緊急の件ではありませんので」とは?
「緊急の件ではありませんので」は、そのものごとに緊急性がなく、後で対応しても構わないことを伝える丁寧な表現です。
「緊急の件+では+ありません+ので」で成り立っている語で、「緊急の件」は「重大で即座に対応しなければならない用事」という意味、「では」は断定の助動詞「だ」の連用形「で」+係助詞「は」、「ありません」は「ない」の丁寧語、「ので」は接続助詞、全体で、「重大で即座に対応しなければならない用事ではないので」の敬語表現になります。
「緊急の件ではありませんので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「緊急の件ではありませんので」は、今すぐに行動しなければならない程ではないが、相手と連絡をとりたい時に使われます。
電話をかけて相手が不在の場合には、自分から連絡するのか、都合の良い時に連絡して欲しいのかをはっきりと伝えましょう。
「緊急の件ではありませんので」の正しい敬語表現
「緊急の件ではありませんので」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『緊急の件ではございませんので』
「ございません」は「ありません」の丁寧語です。
「緊急の件ではありませんので」を使った例文
「緊急の件ではありませんので」を使った例文は以下の通りです。
『緊急の件ではありませんので、後ほどこちらからまたご連絡いたします』
電話をかけた際に相手が不在で、その時に対応した人へかけ直すことを伝えています。
『緊急の件ではありませんので、お呼び出しは不要です』
急がないので会議や外出中に呼び出しをかける必要はないと伝えています。
「緊急の件ではありませんので」の類語や言い替え
「緊急の件ではありませんので」の類語や言い替えは以下の通りです。
『急ぎではございませんので』
シンプルな表現ですが、回りくどくないので電話ではよく使われます。
『急を要しておりませんので』
「急を要する」は「至急対応する必要があること」という意味です。
『お時間のある時で結構ですので』
「時間のある時で構わない」、つまり「急いでいないこと」を表します。
まとめ
今回は「緊急の件ではありませんので」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
