この記事では、ビジネスシーンでよく使われる「考えを教えてください」のフレーズについて、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「考えを教えてください」とは?
「考えを教えてください」における「考えた結論や判断など」を意味する言葉で、あることに対して「どう思うか」といった意味の言葉です。
また次の「教えてください」は「知っていることを相手に告げ知らせること」を意味する「教える」に、「〜してほしい」との意味の尊敬語の「ください」が付けられた表現です。
したがって、「考えを教えてください」は「考えた結論や判断や、どう思うかなどを告げ知らせてほしい」、すなわち「考えを教えてほしい」との意味の敬語表現となります。
「考えを教えてください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「考えを教えてください」はビジネスシーンでは、部下が「どう考えるべきか、どうすべきか」とアドバイスを先輩や上司に聞く際によく使われるフレーズです。
また、ビジネス上のあることに対して、取引先の方の考えを聞く場合にも使われます。
このフレーズは、先に記したように一応敬語表現で、目上の人に使っても良いと言えます。
しかし、このフレーズは、敬語と言ってもそれほど敬意は高くなく、かつ「ください」には命令の「くれ」のニュアンスがあるので、職場の親しい先輩や上司に口頭で使うのは良いでしょうが、取引先の方やあまり親しくない上司等の目上の人に使うのは適切とは言えません。
また、親しい先輩や上司に対しても、少し改まった表現を使うべきメールで使用するのは避けるべきです。
「考えをお教えいただけませんでしょうか」等の言い換え表現を使うのがお勧めです。
「考えを教えてください」を使った例文
・『この件をどう処理すべきか、先輩の考えを教えてください』
・『どうすべきか迷っています。課長の考えを教えてください』
「考えを教えてください」の類語や言い換え
「考え」の類語としては「所存」や「意向」等が挙げられます。
また、「教える」の類語としては「教示」や「聞かせる」が挙げられます。
したがって、「考えを教えてください」は、「所存を教えてください」や「考えを聞かせてください」や「意向をご教示ください」等と言い換えることが出来ます。
また、敬語表現を換えて「考えをお教えください」や「考えを教えていただけませんか」や「考えを教えていただけませんでしょうか」や「考えを教えていただけると幸いです」等と言い換えることも可能です。
まとめ
「考えを教えてください」は、「考えた結論や判断や、どう思うかなどを告げ知らせてほしい」、すなわち「考えを教えてほしい」との意味の敬語表現です。
敬語表現ですが、「ください」が命令の「くれ」のニュアンスがあるため、「考えをお教えいただけませんでしょうか」等の言い換え表現を使うのが無難と言えます。
