ここでは「」肝に銘じておきますの使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「肝に銘じておきます」とは?
「肝に銘じておきます」は、忘れないように覚えておきますという意味になる表現です。
ただ、普通にそのように思った時に使うこともできますが、それを忘れると大変なことになる、困ったことになるといった内容を指して用いるのに向いています。
何か大きな失敗をしたような際に、その原因となったことに対して使われることが多く、それを忘れないために「肝に銘じておきます」と使い、しっかりと覚えておくと表現することができます。
具体的な例だと、よく似た部品と間違えていたようなケースで、それを忘れるとまた同じことをしてしまう可能性があるといった懸念から、これからはそういったことがないようにするという意味でこの表現を使うという具合です。
「肝に銘じておきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「肝に銘じておきます」は、主にその注意点を忘れないようにすると誰かに伝えるために用いられます。
そのように覚えておくといった使い方をする時には、「肝に銘じておこう」といった形にするとよく、これだと独り言になり、そのように思ったという使い方に向いています。
それだけ大事だと思うことに対して使う表現なので、滅多に使うべきではなく、多用してしまうと本当にそう思っているのかと思われてしまいかねないので注意が必要です。
口語、文章のどちらでも用いることができ、何か失敗をした場合ではなく、事前にその相手からここには注意するようにといったような忠告を受けた際に、それを「肝に銘じておきます」のように使うこともできます。
尚、文章で使う時に「肝に“命”じておきます」とすると間違いになってしまうので気をつけてください。
「」肝に銘じておきますを使った例文
・『この失敗から学んだことを肝に銘じておきます』
・『そちらについては今後大切になると思いますので、肝に銘じておきます』
「肝に銘じておきます」の類語や言い替え
・『心に留め置めておきます』
こちらも忘れないように覚えておくといった解釈になる表現ですが、何かに失敗しないためという使い方だけでなく、普通に大事なことを覚えておくという意味で使われることも多いです。
よって、こちらの方が使えるシーンが多く、ビジネスでも問題なく使える表現です。
まとめ
「肝に銘じておきます」は、大事なことを覚えていくという解釈になりますが、主としてそれを忘れてしまうと困ることになるという内容に対して使われています。
そのようなことに対してちょうどよく使えるため、ビジネスシーンでも活用されています。