色々な表現を知っていると、どのような業界に行っても羽ばたけます。
「脱帽するばかり」の適切な使い方と、類似表現をチェックしていきましょう。
「脱帽するばかり」とは?
小説などに出てくる「脱帽」は「だつぼう」と読みます。
偉い方だと知って、帽子を脱ぐ様子をあらわしています。
「恐れ入りました」と慌ててハットを脱ぐ行為から、付いた熟語といわれています。
「するばかり」は強調の意味があり、ひたすら感服するさまを示しています。
相手に対する感嘆の気持ちが含まれた、丁寧な表現といえるでしょう。
「脱帽するばかり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
あっと驚く腕前を見せつけられて、うろたえる様子をあらわすのが「脱帽するばかり」です。
尊敬の気持ちも含まれているので、感嘆の気持ちを示したい時に用いていきましょう。
一方で脱帽には「上と認める」という、少々高飛車な目線も込められています。
そのため人によっては値踏みされていると感じて、心証悪く感じられることも。
関係性を壊したくない目上の方には、他の言い回しを用いてみるのがいいでしょう。
言葉で損をすることのないよう、それぞれの熟語の性質を理解しておきましょう。
「脱帽するばかり」を使った例文
・『破竹の勢いに、ただただ脱帽するばかりです』
・『同期だった彼に追い抜かされ、ひたすら脱帽するばかりです』
「脱帽するばかり」の類語や言い替え
似ている表現に「おみそれしました」があります。
こちらもドラマで耳にする表現です。
自分より下だと思っていた相手の能力が思っているよりも高く、舌を巻く状況をあらわします。
「おみそれ」も「脱帽」と同じく、相手を下に見ていた心理があらわれているので、自分より下の方に用いていきます。
言い替えに「敬服いたします」や「尊敬してやまない」が挙げられるので覚えておきましょう。
まとめ
「脱帽するばかり」を解説しました。
気の利いたフレーズを知っていると、雑談や商談もうまく進みます。
言葉の知識を増やして、できるビジネスマンを目指しましょう。