ここでは「行き違いでしたら申し訳ありません」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「行き違いでしたら申し訳ありません」とは?
「行き違いでしたら申し訳ありません」は、その相手とやりとりのタイミングが合わない(合わなかった)可能性を考えて、そうなった時のためにあらかじめ詫びておくという使い方になる表現です。
これではよく分からないので実際にどのような使い方になるのかという例を挙げますが、その1つとして、急ぎの資料を送ってもらえるように連絡をしていて、なかなかそれが届かないために催促のメールを送るような際に、相手が既に送っていてまだ配送の途中でこちらに届いていない可能性を考えて、この表現をつけ加えるという具合です。
また、大まかな時間で待ち合わせをしていた際に、お互いに少しは待ったものの相手が来ないと思って共に帰ってしまったような場合にも、「少し待っていましたが、来られなかったようでしたので帰らせていただきました。
行き違いでしたら申し訳ありません」などと用いることができます。
「行き違いでしたら申し訳ありません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「行き違いでしたら申し訳ありません」は、それではないかと使う表現になりますが、実際にはその可能性が低い場合でも、礼儀として使われることがあります。
例えば、10日までに振込をお願いしていた件があり、それが無かったので数日後にまだ振り込まれていない旨の連絡をする際に「既にお振込みをされていて、行き違いでしたら申し訳ありません」のようにつけ加えた場合、本来の10日までに振り込んでいれば遅くともその連絡の前に確認がとれるものの、礼儀として念のためといった形で使っています。
その他に、お互いに違う解釈をしていたためにどこかで話が合わなくなったようなケースでも、この表現を使ってそれを詫びるという場面が見られます。
つまり、すれ違いが発生する(した)可能性がある場合全般に使われるものだと覚えておくといいでしょう。
「行き違いでしたら申し訳ありません」を使った例文
・『まだ確認することができないのですが、行き違いでしたら申し訳ありません』
・『私としては○○だと考えていたのですが、行き違いでしたら申し訳ありません』
「行き違いでしたら申し訳ありません」の類語や言い替え
・『食い違いがありましたら申し訳ありません』
こちらにしても意味はほぼ一緒で、すれ違いが発生している(していた)可能性を考えて使う表現になります。
よって、「行き違いでしたら~」とほとんど変わることなく使うことができます。
まとめ
「行き違いでしたら申し訳ありません」は、相手とのすれ違いを懸念して使われる表現になります。
そのまま「すれ違い」と使うのはカジュアルになってしまうため、それを言い替えていると解釈すると分かりやすいでしょう。