「行って参りました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「行って参りました」とは? ビジネス用語

ここでは「行って参りました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「行って参りました」とは?

「行って参りました」には、2つの読み方があります。

そのどちらで発音するかで意味が変わってくる表現で、まず「いってまいりました」とした場合ですが、この時にはどこかに行ってきたと言っています。

こちらでは、「先日、かねてより訪問したかった○○に行って参りました」などと、丁寧にそこを訪れたと伝えるために用います。

そして、「おこなってまいりました」と発音する時には、「弊社は長年にかけて、地球環境に対する取り組みを行って参りました」といったような使い方になり、そういったことをしてきたと言っている用い方になります。


「行って参りました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「行って参りました」は、先のように、2つの使い方がある表現です。

少し崩すと「行ってきました」となり、この時にも同様の2つの用い方ができます。

口語で用いる分には読み方が違うので何も問題ありませんが、文章で使う場合には前後の文脈からどちらなのかを察する必要があります。

また、何かをしてきたという用い方をする場合には、そちらだと分かりやすいように「行なって参りました(きました)」と表記することができます。

どこかに行ってきたの方も、無理に漢字にせずに、「いって参りました」と使う場合があります。


「行って参りました」を使った例文

・『先日は毎年正月恒例の初詣に行って参りました』
・『○○社の展示会に行って参りましたが、特にこれという収穫はありませんでした』

「行って参りました」の類語や言い替え

・『たずねてきました』
こちらも2つの解釈ができる表現で、1つは「行って参りました」と同じく、そこまで行ってきたという意味になり、もう1つは聞いてきたといった2つの意味で使われています。

前者は「初めて行く場所でしたので、地図を見ながらたずねてきました」、後者では「○○さんにも△△についてたずねてきましたが、よく分からないとのことでした」などと用いられ、こちらは「行って参りました」とは逆で、漢字にした場合に「訪ねてました」「訊ねてました」といったそれぞれの意味に合う表記があります。

まとめ

「行って参りました」は、どこかに行ってきたという意味と、何かをやってきたといった2つの解釈で用いられています。

それぞれ発音が違うため、口語では間違えることはありませんが、文章で使われた時には前後の文脈からそのどちらなのかを判断してください。

タイトルとURLをコピーしました