間違った敬語ではないのか、調べたくなる日本語もあるものです。
「行って参る」の正しい使い方と例文、その他の似ている表現を調べていきましょう。
「行って参る」とは?
この場合の「行って参る」の「参る」は謙譲語の意味があります。
この場合は「行って」という、動詞を助ける補助動詞として用いられています。
自分の行為を控えめにお伝えする言い方なので、へりくだって「行ってきます」と言いたい時に用いられています。
どこかに旅立つ、出発する時のひと言といえるでしょう。
「行って参る」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
どこかに行くことを、丁寧に伝える言い方が「行って参る」にあたります。
謙譲語の働きをしているので、自分が主語のケースに用いていきます。
例えば得意先に新商品のご案内に行く時、お客様のお詫びに伺う時につかえます。
こちらから出向く時、あるいは出かける意向がある時に用いてみましょう。
一方で「行って参る」の「参る」は補助動詞として用いられています。
補助動詞の際は「行ってまいる」と平仮名に直す決まりもあるので、書き言葉にする時は注意しておくといいでしょう。
「行って参る」を使った例文
・『こちらの業務が片付きましたら、本社に行って参る所存です』
・『時間になりましたので、お客さまのところに行って参ります』
「行って参る」の類語や言い替え
似ている言葉に「行ってまいります」があります。
「行ってきます」のさらに丁寧な日本語で、こちらも謙譲語です。
デスクワークしている同僚に、ひと言かける時も使いやすいです。
「打ち合わせが入っているので、そろそろ行ってまいります」と使います。
言い替えに「お伺いする」や「参る」があります。
どちらも自分が出かける時の言い方になります。
覚えておきましょう。
まとめ
「行って参る」を解説しました。
色々な敬語を心得ておくと、明るい気持ちで業務にあたれます。
来週の仕事をマイペースにこなすために、敬語力を鍛えていきましょう。