ここでは「覚えています」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「覚えています」とは?
「覚えています」は、何かについて、記憶にあるという意味で用います。
それ以前に聞いたことがある、見たことがあるといったような経験からそうだと使う場合が多く、「それなら覚えています」とそういった経験によってそうだと用いる表現です。
「○○なら以前に見たことがあり、覚えています」のように、どういう経緯から記憶にあると使うことができるので、「以前に教えていただきましたので、覚えています」などとその相手や誰かを立てて用いる場合もよく見られます。
「覚えています」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「覚えています」は、単にこのように使った時や「よく」とつけた場合には、その内容の全部が記憶にあると言っていますが、「おおよそ覚えています」とすると、大体の部分はそうだと言っており、「一部であれば覚えています」とした時には、その中の一部だけなら記憶にあるという用い方になります。
「それについてはまだ覚えています」のように使うと、印象深かったことから記憶にあるといった意味になり、この手の使い方をした時には、その経緯の説明を続ける場合が多いです。
「覚えています」を使った例文
・『そちらについては以前勉強したことがありますので、よく覚えています』
・『そこには一度行ったことがありますので、場所を覚えています』
「覚えています」の類語や言い替え
・『覚えていません』
こちらは逆に、記憶にないという意味で用いる表現です。
注意点として、「知らない」ことには変わりありませんが、それと同じ解釈ではなく、それまでに一度は見聞きしたり、経験したことがあるものの、このように使う時点で記憶に残っていないという使い方になります。
よって、全く縁がない、聞いたこともないといった内容について用いることはできません。
まとめ
「覚えています」は、何かが記憶にあるという意味で用いられます。
その内容をそれまでに見聞きしたことなどがあるためにそうだという使い方になり、「一部なら」とすればその一部だけならと用いており、その全てでなくともそのような使い方をすることができる表現です。
