この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「計り知れないご苦労」について、その意味や使い方や、言い換え表現などを徹底解説します。
「計り知れないご苦労」とは?
「計り知れないご苦労」のフレーズにおける「計り知れない」の読みは「はかりしれない」で、「計る」と「知れない」で構成された連語で「おしはかることができない、想像できないほどであること」を意味する言葉です。
また、「ご苦労」は「苦しい思いをすること」を意味する「苦労」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
したがって「計り知れないご苦労」のフレーズは「おしはかることができないほどの苦しい思い」や、「想像できないほどの苦しい思い」といった意味の丁寧な表現となります。
「計り知れないご苦労」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「計り知れないご苦労」のフレーズは、目上の方が、非常に困難と思われる仕事を成し遂げられたことに対して、その努力を称賛する表現として、「困難な事業を成功に導かれるまでには、計り知れないご苦労があったことと存じます」等と使われます。
このフレーズは、上記の例のように「苦労」したものの、それを乗り越えた場合に使われるフレーズで、「苦労」により挫折し、断念した様な場合には使われることはない表現だと言えます。
「計り知れないご苦労」を使った例文
・『一代で事業をここまで大きくされた道程には、計り知れないご苦労があったことと思います』
・『今日の貴社の隆盛は、計り知れないご苦労の賜物だと存じます』
「計り知れないご苦労」の類語や言い換え
「計り知れない」の類語としては「膨大な」や「想像を絶する」や「言葉では表せない」等が挙げられます。
また、「ご苦労」の類語としては「ご努力」や「ご労苦」や「ご尽力」等が挙げられます。
したがって、「計り知れないご苦労」のフレーズは、これらの類語を組み合わせて「膨大なご努力」や「想像を絶するご労苦」や「言葉では表せないご尽力」等と言い換えることができます。
まとめ
「計り知れないご苦労」のフレーズは「おしはかることができないほどの苦しい思い」や、「想像できないほどの苦しい思い」といった意味の丁寧な表現です。