この記事では「記載しております通り」について解説をします。
「記載しております通り」とは?意味
書いてある通り、という意味です。
「記載」は書類や書物などに書いてのせることをいいます。
「ております」は「ている」を丁寧な表現にしたもので、ある状態が続いて現在に至ることや、現在の状態を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「通り」は、そのままの意を表します。
「記載しております通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、書類や書物などに書いてあるものを指すときに用います。
書いてあるそのままのことを伝えたいときに用いるものです。
この言葉は使い方に注意が必要です。
伝え方によっては「書いてあるのにちゃんと読んでいないの?」「書いてあるのにわからないの?」という意味に受け取られてしまう可能性があります。
同じ事柄を何度も尋ねてくる人がいると思います。
その人に対して「前にも言ったけれど」というと、相手を嫌な思いにさせます。
この言葉も使い方に気をつけないと、これと同じように相手に嫌な思いをさせてしまいます。
この言葉を使わなくても書いてある事柄を伝えることはできます。
たとえば、イベント開催の日時を尋ねられたとします。
そのときに「パンフレットに記載しております通り、○○日から開催いたします」という言い方をするのではなく、「○○日から開催いたします」という伝え方でも問題ありません。
「記載しております通り」を使った例文
・『ホームページでも記載しております通り、誰でも参加いただけます』
「記載しております通り」の返答や返信
書類や書物に書いてある事柄を指しているので、その書類などを確認してみてください。
話し手が述べることと同じことが書かれているはずです。
伝えられた事柄を忘れてしまったときは、その書類などを読んでみてください。
話を聞いてもわからないことがあるなら質問をすれば、書いてある事柄について説明をしてくれるはずです。
説明をしてくれたらお礼を述べましょう。
まとめ
この言葉は、書類や書物などに書いてある事柄を指すときに用いるものです。
この後には書いてある事柄そのままのことを伝えます。
伝え方によっては聞き手を不快にさせるので、どのように伝えればよいか考えてみてください。