ここでは「話を戻しますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「話を戻しますが」とは?
「話を戻しますが」は、この表現以前の話に一度戻して、という使い方になる表現です。
例えば最初に何かの日程についての話をしていて、次のその内容と話が進んだところで、「ここで日程に話を戻しますが〜」のような使い方になり、それを再確認するため、または別の案を思いついたといったような時に用いられます。
先の例では続けて、「○月△日からとお伝えしましたが、お時間としましては午後からになると思います」などと使うことができ、その話につけ加えるべきことがあった、または変更したい点があったといった時に使われることが多いです。
ただこの「話を戻しますが」と使うだけでもいい場合もありますが、それまでにいくつかの話に及んでいるような時には、どの話まで戻すのかときちんと添えて使うことが求められます。
「話を戻しますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「話を戻しますが」は、前述のようにその話につけ加えることやあるような時に一度そこまで話を戻して、という使い方になる表現ですが、特に変更点などがない場合でも、「話を戻しますが、○○の件、くれぐれも期限内にお願いいたします」のように、それを強調するために用いることができます。
いわゆる念押しとなり、文章で用いる時にはもっぱらその使い方になります。
それは、文章で途中から前の話に戻り、その内容を変更するといったようなことはまず行わないためで、そのような使い方には向いていません。
それまでにしていた話とは別に、その前の話に戻るという意味なので、やはり口語向けの表現になります。
「話を戻しますが」を使った例文
・『話を戻しますが、○○については当方でも確認しておきますので、それほど心配には及ばないと思っております』
・『ここで話を戻しますが、○○はそれほど大切ではないため、無理に用意していただく必要はありません』
「話を戻しますが」の類語や言い替え
・『閑話休題』
こちらも話を戻すという意味になりますが、少し使い方が異なり、話が脱線してしまった時に元の話に戻すといった使い方になります。
「閑話休題、○○についてですが〜」のように、元の○○の話に戻しますと用いる表現で、その脱線する直近まで話を戻すために使われます。
まとめ
「話を戻しますが」は、どこかの時点まで話を戻すために使われる表現です。
いくつかの話に及んでいた場合には、○○についてなどと添えて、どこまで戻すと明確にして使うことが求められ、その内容を強調するために使う時には文章でも用いられます。