ここでは「詳細資料」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「詳細資料」とは?
「詳細資料」は、詳しい内容を伴った資料のことです。
主にビジネスシーンで使われる言葉で、プレゼンの際に渡されるような概要だけのものやカタログレベルのものではなく、細かい部分まで網羅されている資料になります。
何かの電化製品についてのものであれば、ミリ単位の各部分の寸法から重量、利用シーンごとの消費電力、各機能の詳しい説明、利用上の注意点などが載っているものがそれにあたり、この場合は小売店がメーカーにそれを求めて入手することで、販売の際のお客様への説明に利用することができます。
ですが、使っている部品のメーカーなど設計レベルの内容までは含まれないことが多く、あくまで一般的なものではない、それよりも詳しい資料という解釈になる言葉で、どこまでのことが記載されているのかはその都度異なると考えてください。
「詳細資料」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「詳細資料」は、先のような機械ものだけでなく、「そのキャンペーンの詳細資料を見せていただけますか」などと何かの事柄についてのものという使い方をすることもできます。
契約が伴うものであれば、その詳しい内容が記載されたものがそれになり、使う側の意図としては、細かいところまで載っているものが見たい、それが欲しいと思って用いる言葉です。
どこまでのことを載せるかは先のように、このように使われた側次第になりますが、上辺だけの内容ではとても「詳細資料」とは表現できないため、それだと言うことができる内容に仕上げる必要があります。
大きな会社では一般向けの配布用、それより詳しいこの「詳細資料」と分けて用意していることもあり、取引先や顧客になる可能性がある相手には後者を渡すといったことを行っている場合も少なくありません。
「詳細資料」を使った例文
・『この事業についての詳細資料をいただきたいと思います』
・『導入を検討しておりますので、そちらのシステムの詳細資料をいただきたく存じます』
「詳細資料」の類語や言い替え
・「詳細資料」がこの「詳しい内容」が載っているものだと説明しましたが、そのままこの言葉を使って「詳しい内容が載っているものをいただきたいのですが」のように使っても意味は一緒です。
ただし、ビジネスシーンでは「詳細資料」とそのまま使った方が締まって見えるため、無理にこのように言い替える必要はありません。
まとめ
「詳細資料」は、詳しい内容まで知ることができる資料のことです。
物理的な製品や何かの事業、契約についてなど広い対象に使うことができ、どこまでの内容なのかはの指定はないため、そちらについては資料を渡す側次第になります。