「上記の件」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「上記の件」とは? ビジネス用語

ここでは「上記の件」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「上記の件」とは?

「上記の件」は、この前に記載した内容について、という意味になる言葉です。

よって、文章で用いられることになり、例えば、この前に何かのイベントのことを記載して、「上記の件ですが、ご参加いただけますか」のような用い方をします。

その前の内容がないと使うことができず、それについてどうかといったことを訊ねるために使われることが多いですが、そのような使い方だけでなく、それを了承したといった用い方もよく見掛けます。

そちらの場合、「上記の件、承知いたしました」などと使うことになり、ビジネスシーンでも問題なく用いることができます。

「上記の件ですが」「上記の件なのですが」といったように、スムーズに文章が続けられるような形にして使っても意味が変わることはなく、丁寧にしたい時にもよくそのような使い方をされています。


「上記の件」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「上記の件」は、この前に記載した内容について、となる言葉なので、この前にその内容があることが前提です。

そのため、以前に伝えた件という使い方をすることはできず、必ず同一文章中で記載した件について、という使い方になります。

この言葉を使わずに、肝心の内容からそれはどうでしょうか、それは困るのですがなどといった文章にすることもできるため、無理に用いる必要はありませんが、遭えて内容を一通り綴った後にこの言葉を使って「上記の件ですが、ご一考いただけませんでしょうか」のように使うことで、この場合は考えて欲しいという部分を強調することができます。

それを目的としているであろう使い方を見ることも少なくなく、そういった用い方ができることも覚えておくといいでしょう。


「上記の件」を使った例文

・『上記の件、できましたら今週中にお返事をいただきたいと思います』
・『上記の件ですが、準備が整いましたら再度ご連絡をさせていただきます』

「上記の件」の類語や言い替え

・『先の件』
この「先」と言い替えることで、同じ文章中だけでなく、この前に伝えた件といった使い方をすることもできるようになります。

また、文章だけでなく、口語で使えるようにもなるため、ビジネスシーンではうまく活用できる言葉ですが、あまり前のことだとどの件なのか分からなくなってしまう懸念があるため、多くは直近の何かの件という解釈で使っています。

まとめ

「上記の件」は、この前に綴った内容について、という解釈で使われています。

「上記」としていることから文章専門の言葉になり、これ以下を強調するような用い方もできる言葉です。

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