どのような使用方法を取ればいいのか、疑問に感じる言葉もあるものです。
「誠に恐れ入ります」の正しい使い方と例文、似ている敬語をチェックしていきましょう。
「誠に恐れ入ります」とは?
この場合の「誠に」とは、丁寧な文に整えたい時の補助で用いられています。
言葉に誠実さを込める時の、厳粛な言い方です。
また「恐れ入ります」は「すみません」の厳かなフレーズ。
申し訳ないと思う、謙遜した心情が込められています。
そのため「誠に恐れ入ります」で「大変申し訳ありません」に近い解釈ができます。
日本人らしい、控えめなお詫び文です。
「誠に恐れ入ります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
控えめにお願いをしたい時に用いられているのが「誠に恐れ入ります」にあたります。
例えば嫌がらせ電話を防ぎたい時は「誠に恐れ入りますが、非通知設定はご遠慮いただきますようお願い申し上げます」と使います。
「非通知設定はやめてください」の文言だけ使うと荒々しく聞こえますが「誠に恐れ入りますが」とクッション言葉を入れることによって、まろやかなトーンになっています。
伝えにくいお願い、協力を申し出る時に活用していきましょう。
「誠に恐れ入ります」を使った例文
・『誠に恐れ入りますが、ご理解の程よろしくお願いいたします』
・『誠に恐れ入りますが、当館の出入り口のため駐車はご遠慮ください』
「誠に恐れ入ります」の類語や言い替え
似ている言い方に「大変恐れ入りますが」もあります。
「誠に」の代わりに「大変」が使われています。
「本当に申し訳ないのですが」と謙遜したい時に、使用できるので覚えておきましょう。
言い替えに「〇〇にご協力ください」や「大変お手数ですが、〇〇のご協力をお願いいたします」があります。
まとめ
「誠に恐れ入ります」の正しい使い方について、学びました。
言いにくいことを丁寧な敬語と共に伝えると、明るい雰囲気の言葉になります。
語彙力を鍛えて、前向きに日々を送りましょう。
