「調整できればと存じます」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「調整できればと存じます」とは?
「調整できればと存じます」とは、ビジネスの場において「双方の条件などを踏まえて調整したいと思っております」あるいは「御社と弊社の利益につながるように擦り合わせたいと考えております」などという意味合いで使われている言い回しです。
取引や商売などを行っていく上では、顧客や得意先などと自社の営業担当との間でさまざまな事柄についてお互いの意見を取り交わしたり、両者のプラスになるように条件や前提などを整えていく必要があり、そのような場合には、「お互いの追い風となるように処置をさせていただきます」などというニュアンスで上記のフレーズが使用されています。
「調整できればと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「調整できればと存じます」とは、ビジネス上では自社と取引相手などとの間で調整することが必要な事柄や事案などが多々あるため、発生するそれらの諸問題などを解決したい場合や不具合などを手直ししたい場合などに使われている表現です。
「双方の条件を擦り合わせて、お互いにとってもっともよい解決方法を探るつもりでございます」などというニュアンスで使用されており、調整するために必要となる時間やその他注意事項などについても併せて触れておくと相手により丁寧な印象を与えることができるでしょう。
「調整できればと存じます」を使った例文
・『取り扱い商品における御社のご希望価格と弊社の実際の卸価格に少々ズレがございますので、調整できればと存じます』
・『次回の打ち合わせにつきましては、候補日程が複数ございますので皆さんのご都合がもっとも良さそうな日に調整できればと存じます』
「調整できればと存じます」の類語や言い替え
・「それぞれの条件を踏まえて回答を出させていただく所存でございます」
・「双方の希望や要望を擦り合わせたいと考えております」
・「お互いの利益につながるように整えていきたいと思います」
まとめ
「調整できればと存じます」とは、ビジネスシーンにおいて「関係各所すべてのプラスとなるよう手直しをさせていただくつもりでございます」などという意味合いで用いられている言い回しです。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解しながら、場面や状況などに応じて上手に使いこなすようにしましょう。
