この記事では「調査いたしましたが」について解説をします。
「調査いたしましたが」とは?意味
調べたけれど、という意味です。
「調査」には、不明な事柄をはっきりさせるために調べることという意味があります。
多くの事柄にあたってはっきりとさせる場合をいいます。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。
自分側の行動を低めて表現をして、相手に敬意を表します。
「まし」は「ます」のことで、敬意を表す語です。
「た」はその行動が過去に行われた意を表します。
「調査いたしましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、調査をしてどうであったのかを伝える際に用います。
調査をしてある事柄がはっきりする場合もあれば、はっきりしない場合もあります。
この言葉は、明らかにならなかったときや、ある程度わかったけれど、一部分わからないことがあったときに用います。
明らかとなったならば、「調査をし、このようなことがわかりました」というような伝え方をします。
この言葉の場合は逆接の「が」を使っているので、「はっきりしていない」という意味の言葉が後に続きます。
できるだけのことをしても、物事がはっきりとしないこともあります。
そのときは、「はっきりしませんでした」ということを正直に伝えましょう。
いい加減なことを伝えてはいけません。
しかし、調査をしてはっきりさせなければならない場合もあります。
たとえば、多くの人に迷惑をかけたならば、迷惑をかけてしまった原因をはっきりさせる必要があるでしょう。
そういったときは、明らかにできるように努めます。
また、その時点で伝えられている事柄と反対の調査結果になったときも、このような言葉を使用します。
「調査いたしましたが」を使った例文
・『調査いたしましたが、そのようなことはありませんでした』
「調査いたしましたが」の返答や返信
まずは、調査をしてくれたことへお礼を伝えます。
「わからなかった」と伝えられた場合は、ある事柄についてわからなくても差し支えないならば、ここで調査は終了になります。
さらに調べて欲しい場合は、はっきりさせるようにお願いをしてみてください。
ただし、これ以上は調べられないときもあります。
まとめ
この言葉は、調べたけれど物事に不明な点が残っているときや、知られている事柄とは反対の結果になったときに用いるものです。
はっきりとしなかったけれど、もうこれ以上は調査はできないときには、そのことを伝えてみてください。