この記事では「諸般の事情により中止」について解説をします。
「諸般の事情により中止」とは?意味
いろいろな理由があって計画していたことを行わない、という意味です。
「諸般」には、さまざまという意味があります。
「諸」は多くの、「もろもろ」という意味を持つ漢字です。
「事情」は物事がそうなるに至るまでの理由や状態をいいます。
「より」は事柄の理由や原因などを表す言葉で、「〜のため、〜から」という意味です。
「中止」は計画していた事柄を行わないことにすること、途中でやめることです。
「諸般の事情により中止」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、計画していた事柄を取りやめにしたときに用います。
この形で使うこともある言葉ですが、文章の中では「〜いたします」など後に言葉を続けて使った方が丁寧です。
「諸般」はいろいろという意味で、曖昧にしたいときに使われます。
行うと決めていた事柄を中止にするときには、関係する人たちに知らせておきましょう。
その人たちは、行うと思ってその事柄のために準備をしているはずです。
その事柄を行う当日には、行われる場所にやってくるでしょう。
中止の知らせをしなければ、無駄な準備をさせることになったり、物事をやらないのにその場所にやってきたりしてしまいます。
無駄に時間を使わせることになるのです。
そういったことがないように、早めに知らせをしましょう。
「諸般の事情により中止」を使った例文
・『諸般の事情により中止となりました』
「諸般の事情により中止」の返答や返信
中止はすでに決定しているので、こちらが何かをいっても決定が変わることはあまりないでしょう。
この場合は「わかりました」の意を伝えます。
中止に納得できず、こちらが何かをいうことで決定が変わりそうな場合は、決めていた物事を行うように求めてみるとよいかもしれません。
説得をすれば考えが変わる可能性があります。
事情が気になるかもしれませんが、深く尋ねないことが望ましいです。
「諸般」と曖昧にしているので、深く尋ねられたくないのでしょう。
まとめ
この言葉は、行うと決めていた事柄をやらないことにしたときに用いるものです。
そのための準備を進めている人もいるので、中止が決まったならば早めに伝えましょう。