「諸般の事情に鑑み」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「諸般の事情に鑑み」とは? ビジネス用語

「諸般の事情に鑑(かんが)み」とは?

ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。

「諸般の事情に鑑み」とは?

「諸般の事情に鑑み」とは、ビジネスで使う会話やメールなどにおいて「さまざまな状況を想定して」または「いろいろな事態を踏まえて」などという意味合いで使われている言い回しです。

「諸般の事情に鑑み」という誤用に注意をする必要がある文言で、「鑑み」とは「照らし合わせる」さまや「判断の材料にする」様子などを示す言葉ですが、ビジネス上では「すべての要素を総合した上で」ないし「起こりえるケースにはすべて備えるつもりで」などというニュアンスで使用されています。


「諸般の事情に鑑み」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「諸般の事情に鑑み」とは、「複雑なご事情があるとは存じておりますが」もしくは「じっくり検討させていただきました結果」などという意味合いで用いられている文言です。

ビジネスにおける「諸般の事情」とは「クリアするべき難題」ないし「乗り越える必要がある難局」などというニュアンスで用いられており、そこに「鑑み」を加えることで「それらの流れや今現在の状況などを受けて」などという意味で用いられている言い回しです。


「諸般の事情に鑑み」を使った例文

・『昨今における諸般の事情に鑑みまして、弊社の店舗における年末年始の営業日は以下のとおりとさせていただきます』
・『当該マーケットにおける諸般の事情に鑑み、円安が回復するまではこの停滞状態がしばらく続きそうです』

「諸般の事情に鑑み」の類語や言い替え

・『諸々(もろもろ)の事情を踏まえまして』
・『起こりえるさまざまな事態に備えて』
・『どんなことにもうまく対処できるように』

まとめ

「諸般の事情に鑑み」とは、ビジネスシーンにおいて「周りの状況を把握した上で」などという意味合いで使われている表現です。

このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを重々理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつのないように使いこなしましょう。

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