「諾否(だくひ)をお知らせください」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「諾否をお知らせください」とは?
「諾否をお知らせください」とは、ビジネス上で使われる会話やメールなどにおいて「ご承諾をいただけるか否かご教示いただけますでしょうか」もしくは「対応可否につきましてご確認いただくことはできますでしょうか」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネス上ではしばしば取引相手や得意先などの意向を確認する必要が出てきたり、自分が所属している組織における上役などの許可をもらわなければ進めないような案件が少なくありませんが、それらのやり取りの中で先方から承諾を得たい場合などに使用されています。
「諾否をお知らせください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「諾否をお知らせください」とは、「御社側のご意向をお確かめいただきたいと存じます」ないし「何とかご承知いただけますと幸いでございます」などという意味合いで使われている文言です。
「諾否」とは文字どおり「承諾できるか否か」などという意味をもつ言葉で、ビジネス上では「取引先や常連顧客などからの承諾をもらえるかどうか」または「自分の上司や先輩などからの後押しがあるか否か」などというニュアンスで使われており、また「諾否」の前後の文字を置き換えた「否諾(いなせ)」という語句も、ほぼ似たような意味で使われている語句として知られています。
「諾否をお知らせください」を使った例文
・『メールで構いませんので、なるべく早い段階で次回の会合におけるご参加の諾否をお知らせください』
・『従来の御社の取り決めにおける休日出勤についての諾否をお知らせください』
「諾否をお知らせください」の類語や言い替え
・『ご対応いただけるか否かお伝えいただければと思います』
・『可能であればお返事を頂戴したく存じます』
・『処置についての可否をご教示いただければありがたいです』
まとめ
「諾否をお知らせください」とは、ビジネスシーンにおいて「応じていただける余裕があるか否かお伝えください」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつのないように使いこなしましょう。
