正しい敬称を知っていると、オフィシャルな対応が取れます。
「貴財団」の正確な使い方を見ていきましょう。
「貴財団」とは?
貴財団は「きざいだん」と読みます。
あなたに対する敬称を「貴殿」といい、大学に対する敬称を「貴学」というように「貴財団」は財団法人に対する丁寧な表現になっています。
企業に例えるなら「御社」や「貴社」とあらわす、おごそかな言い方です。
「貴財団」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
非営利団体として活動しているのが、財団法人にあたります。
スポーツや美術の振興を目的としたものが目立っていて、営利組織でないものを示しています。
こうした社団法人、財団法人に対する呼び方が「貴財団」です。
財団法人の方とコミュニケーションを取る時、あるいは転職活動でリクルート活動をしている時に用いてみましょう。
一方で貴財団は、一般企業には使わない呼び名です。
間違えた名前を取り入れないよう、慎重に用いていきましょう。
「貴財団」を使った例文
・『考古学に興味があり、貴財団を志望いたしました』
・『これまでのスキルを生かしたいと、貴財団を志願させていただきました』
「貴財団」の類語や言い替え
似ている表現に「御機構」があります。
機構とは団体や組織をあらわします。
分かりやすいものに年金の手続きや管理をおこなう日本年金機構、住宅支援をおこなう住宅金融支援機構があります。
「貴財団」とは中身が異なるので注意しておきましょう。
言い替えの表現に「〇〇財団 御中」があります。
こちらは郵送で財団法人宛てに、書類を送る時のフレーズです。
また財団法人も法人の一部に入るため「貴法人」という言い方もできます。
財団法人の個別の担当者にビジネスメールを送る場合は「〇〇財団 〇〇様」と宛名を書いていきます。
面接などリクルートの現場では面接担当者の名前を出すより「貴財団」の方が無難に収まることが多いので、状況に合わせて適切な言葉を選んでいきましょう。
まとめ
「貴財団」をお伝えしました。
丁寧な表現を学んで、敬語力を引き上げていきましょう。