「賜りました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「賜りました」とは? ビジネス用語

ここでは「賜りました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「賜りました」とは?

「賜りました」は、「たまわりました」と発音し、「もらいました」という意味で使われています。

このように使う側より立場が上の相手から何かをもらったという時に用いる表現で、「これを○○様より賜りました」のような使い方になります。

この場合、それを○○という人からもらったと言っていますが、「このような言葉を賜りました」などと、物品ではない内容を対象にして使うこともできます。

とても丁寧な表現になるため、口語で用いるには向いていないので、文章で使われることがほとんどです。


「賜りました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「賜りました」は、先のように、立場的に上の相手から物品をもらったり、何かの言葉をかけてもらったと用いるための表現です。

位や称号などを「賜りました」と使うこともできるので、基本的に上の立場から与えられるそのようなものを対象にした使い方もよく見られます。

「これは○○省より賜りました賞状とトロフィーです」といったように、表彰の類いに対して使われる場合も多く、いずれの使い方もその相手を(上位者であると)立てて用いていると考えていいでしょう。


「賜りました」を使った例文

・『こちらの○○は、先日△△社より賜りました』
・『大学の卒業にあたり、恩師である教授より、とてもありがたいお言葉を賜りました』

「賜りました」の類語や言い替え

・『承りました』
こちらは「うけたまわりました」と発音し、その通りに了承したという意味になります。

簡単に言えば、「分かった」と使っているのと同じで、それを丁寧に上司や目上の人間に対して用いても失礼のない形にした表現です。

「賜りました」「受け賜りました」と使った時にはこちらの意味にはならず、「この○○は△△様より受け賜りました」のように、「受け」とつかない場合と同様の用い方になるので注意してください。

まとめ

「賜りました」は、立場が上の相手より何かをもらったという意味で使われます。

形のある物品だけでなく、言葉や称号などを対象に用いることもでき、丁寧にそのようなことを誰かに伝えるための表現で、主として文章で用いられています。

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