趣味に関するフレーズで思い浮かぶのは、「趣味がこうじて」というものです。
これは「こうじて」の部分がよく分からなかったりもします。
どういう意味なのか、どう使うのかなどを考えてみましょう。
「趣味がこうじて」とは?
個人的な趣味に興じていた結果、通常の趣味の程度を超えた状態になったことを表します。
「高じて」は通常の範疇を超える意味です。
「趣味がこうじて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
多くの人々が製作や栽培など様々な趣味を持っていますが、その趣味に長年向かい合った結果、通常のレベルを超えた状況に至ることがあります。
そんな状況は「趣味が高じて」により表すことが可能です。
例えば料理を極めた人が、お店を開いたりするなどの状況が思い浮かびます。
これは自己紹介や、人を紹介する時にも使うことが可能です。
「こうじて」は本来は「高じて」ですが、平仮名で表現されることも一般的です。
漢字を使った場合には、若干堅い表現にできますが、別の漢字を選ばないよう注意しましょう。
これを使う場合には、「料理の」などのように、何の趣味であるかを明確にしたほうがわかりやすくなります。
そして趣味が高じたから「お店を開いた」のように、結果としてどうなったかを伝える必要があるでしょう。
「趣味がこうじて」を使った例文
・『野菜作りの趣味がこうじて、お店で扱ってもらうまでに至ったそうです』
・『歴史研究の趣味がこうじて、電子書籍を出すことになりました』
「趣味がこうじて」の類語や言い替え
「趣味が高じまして」は、上の表現をより丁寧にした言い方です。
「好きがこうじて」は、好きな状況があって趣味が通常の状態を超えた意味になります。
「趣味の範疇を超えて」は、通常のレベルよりも上にいったことを表す言い方です。
範疇は「レベル」としても良いですが、そうするとカジュアルな印象になります。
「趣味を極めて」は、これより先は存在しない意味の「極める」を用いた表現です。
まとめ
ある趣味が通常レベルを超えた状態になることを、「趣味がこうじて」で言い表すことができます。
自己紹介などにも使えますが、漢字では「高じて」であることや、別の漢字を使わないことなどに気をつけてください。
言い替える場合は、「好きがこうじて」など適切なものを選び取りたいところです。