緊張感のある場面についてを表すため、「身が引き締まる」を使ったことがあるでしょうか。
これは本気になる時の表現ですが、使い方や意味の注意点が存在しますので、確かめてみましょう。
「身が引き締まる」とは?
真剣さを含む状況に身を置いているような時に、緊張や責任感を得たり、気合を入れたり意志を新たにするなどの状態になることを表します。
「身が引き締まる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
真剣な試合で人が頑張る姿を見たり、試験に望むような状況があります。
そんな時には緊張感が高まったり気合が入るものですが、それについてを「身が引き締まる」で表すことができます。
したがってこの場合の「身」は、体よりも心を優先して現しているのが明らかです。
「試合が間近に迫ったことで」などのように、どんな状況と対面して身が引き締まる思いをしているか、はっきりと示す必要があるでしょう。
それを説明しなかったら、何故身の引き締まる状況になっているのかが伝わりづらくなるためです。
多くの場合は「思い」と併せて用いられますが、実際はその限りではなく「状況」「と共に」などの言葉と続けることもできます。
「身が引き締まる」を使った例文
・『家族が仕事に一生懸命な姿を見て、自分も頑張らねばと身が引き締まる思いでした』
・『重要な試合が間近に迫ったことで身が引き締まると共に、ワクワクとした思いが湧き上がってきました』
「身が引き締まる」の類語や言い替え
「気が引き締まる」は、気持ちに重点を置いた言い方であり、意味としては上とほぼ同じになります。
「真剣な心持ちになる」は、遊びではなく本気で考えていくことを意味する表現です。
「緊張感を持つ」は、張り詰めた気持ちになることを表しています。
「兜の緒を締める」は、戦国時代の北条氏綱が、油断をすれば窮地に陥ることを言い表したものであり、気を引き締めたり、用心すべきことを意味する表現です。
「決意を改める」は、意志を新たに持ち直すことを現しています。
これは「気持ちを新たにする」も似た意味で使えるでしょう。
まとめ
何かの真剣な状況に対し、緊張が高まったり気合が入る様子が「身が引き締まる」なのでした。
これはどうして身が引き締まる思いがしているのかを、具体的に示す必要がある言葉です。
「兜の緒を締める」など色々に言い替えることもできるので、良い表現を選んでみてください。