この記事では「近頃一段と寒さが厳しくなって参りましたが」について解説をします。
「近頃一段と寒さが厳しくなって参りましたが」とは?意味
このごろさらに寒さが厳しくなってきたけれど、という意味があります。
「近頃」は、現在に至るまでの近い過去を指す言葉で、このごろ、最近という意味です。
「一段」は比べて違いがあるさまを表します。
「厳しく」は、自然現象の程度がはなはだしいさまのことです。
「参り」は「行く」の謙譲語・丁寧語です。
「まし」は敬意を表し、「た」は動作や存在の確認の意や、動作や作用が過去に行われた意を表します。
「近頃一段と寒さが厳しくなって参りましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、メールや手紙の冒頭の方であいさつとして使用をします。
メールや手紙ではいきなり用件を伝えるのではなく、まずあいさつをします。
手紙の場合ならば、最初に拝啓などの頭語、季節の様子を伝える時候のあいさつ、相手を気遣う言葉を書きます。
この言葉は、相手を気遣う言葉として用いるものです。
「ましたが」の後には、「体調はどうですか」といった意味の言葉を続けます。
その後に伝えるべき事柄を述べます。
相手を気遣う言葉は、相手の状況や季節にあわせて考えましょう。
「近頃一段と〜」なので、寒さの程度が強くなってくる季節に用います。
12月から1月ころにかけて、だんだんと寒さが厳しくなってきます。
2月も寒い季節ですが、立春を迎えると暦の上では春なので、この言葉は不自然です。
「近頃一段と寒さが厳しくなって参りましたが」を使った例文
・『近頃一段と寒さが厳しくなって参りましたが、いかがお過ごしですか』
「近頃一段と寒さが厳しくなって参りましたが」の返答や返信
メールや手紙で述べられている用件に対して返事を出します。
メールならメールで、手紙なら手紙で返事を出しましょう。
そのメールや手紙の中で、相手を気遣う言葉を使うようにします。
相手と同じ言葉では不自然なので、自分なりに考えてみてください。
相手の状況や季節に配慮をして言葉を選びましょう。
温かみを感じられる言葉が望ましいです。
まとめ
この言葉は、相手を気遣う言葉としてメールや手紙の中で使用をするものです。
いきなり伝えたい事柄を述べるのではなく、まずこういった言葉であいさつをしましょう。
