事態や計画が忙しいことを表す時に使う言葉には「迫っているため」があります。
「迫っているため」とは?
「迫っているため」とは動詞である「迫る」に接続助詞である「て」と、そのような状態であることを表す「いるため」を付けた言葉です。
「迫る」は物体や人が物理的に近づいて来ることや、接近すること、時間や期限が近づくこと、切羽詰まった状態であることなどを表す時に使います。
「迫っているため」は仕事の場面ではあ計画や仕事の進捗が困難になっている時や、行き詰まってゆとりがなくなっていることを表す時に使います。
「迫る」はこれ以外にも「逼る」と書くことも可能ですが、難しい感じなので一般的な場面ではあまり使いません。
「迫っているため」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「迫っているため」は計画やスケジュールの期限が近づいていることを説明する言葉であり、ビジネスメールや会話ではこのままで使うことが可能です。
この言葉は「締切が迫っているため大至急仕上げましょう」のように使います。
「迫る」の敬語表現として「お迫る」は間違いとなっているので使えません。
同様に「お迫りになっているため」という使い方も間違いです。
「迫っているため」を丁寧に表現するばあには「迫っていますので」を使いますが、こちらの表現は主に会話で使うことが可能です。
「迫っているため」を使った例文
・『期限が迫っているため、少しだけ原稿を書くスピードを上げていきます』
・『計画の断念が差し迫っていることもあり、チームメイトはかなり落ち込んでいます』
「迫っているため」の類語や言い替え
「迫っているため」の類義語には「差し迫っているため」があります。
「差し迫った」は事態や期日がとても近いことや切迫していることを表す時に使う言葉です。
「差し迫っているため」は「迫っているため」よりもさらに期限が近い時や緊急な時に使う言葉で、仕事の場面でも使い分けることが可能です。
まとめ
「迫っているため」は計画や仕事、事態などが忙しく期限が近づいていることを表す時に使う言葉です。
「迫」は「緊迫」は「切迫」などに使われている言葉であり、締切や計画の終わりを告げる時や状態を知らせる時にも「迫っているため」は使われます。
