「追々」はビジネスに関わる様々なシーンで登場する語句です。
この記事では、「追々」について分かりやすく説明していきます。
「追々」とは?
「おいおい」と読む「追々」は、「今後徐々に」「時間の経過と共にだんだんと」といった意を持つ言葉です。
「後をついて行く」「順番に従って進む」などを示す「追う」の連用形を重複させたフレーズで、副詞として使われています。
また、「のちに何かを伝える」という意味で使用されるケースもあります。
「追々」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「追々」は、「物事などが時間の経過に伴って徐々に進んでいく際」や「物事が段階的に進行していく」といった状況で使用され、ビジネスメールや職場での会話などで用いられている言葉です。
通常は「追々〜します」のように使われますが、「追々」というフレーズには「物事がゆるやかに進行する」という意味合いが含まれるため、切迫している場面やスピード感が求められるような状況で使用すると相手に不誠実な印象を与える可能性があります。
そのほか、「その時点では伝えないが、後で情報など伝える」といった場面で用いられることもあります。
「追々」を使った例文
・『業務の詳しい内容については追々説明していきます』
・『焦ることなく、追々慣れていってください』
・『こちらの予定については追々検討いたします』
・『その件については追々連絡いたします』
「追々」の類語や言い替え
「追々」の言い換え表現としては、「だんだんと」や「次第に」といった言葉が挙げられます。
双方共に「物事の度合いなどが少しずつ、段階を経て進行したり変化したりする様子」を示す語句で、「追々」と同等の意味合いで使用することが可能です。
また、変化や進行の速度がより緩やかであることを示す「徐々に」のような言葉を用いる方法もあります。
まとめ
「追々」は「時間の経過と共にだんだんと」「これから徐々に」といった意味を持ちます。
ビジネスシーンでは、「追々」が持つ意味合いを考慮して状況に合わせて使うことがポイントといえるでしょう。
ぜひ仕事を中心としたコミュニケーションに活用してください。