「過ごさせていただきました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「過ごさせていただきました」とは? ビジネス用語

ここでは「過ごさせていただきました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「過ごさせていただきました」とは?

「過ごさせていただきました」は、どのように過ごしていたかと伝えるための表現になります。

例えば、「現地では皆さんが親切にしてくれましたので、何も問題なく過ごさせていただきました」のように使った場合、そちらでは皆が親切だったため、特に問題なく過せたと言っています。

謙譲表現であり、且つ丁寧な使い方にもなっているので、日本語として間違ってはいないものの、少し仰々しい使い方になっている点は否めず、このように使うのであれば、「過ごすことができました」とした方が自然な表現です。


「過ごさせていただきました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「過ごさせていただきました」は、先のように、少し仰々しくなってしまっている表現です。

よって、ビジネスでの上司や他社の人間などを相手に用いることになりますが、その場合でも前述した「過ごすことができました」で十分に丁寧な使い方になるため、無理にこのように用いることはありません。

強いて言えば、そのためにとてもお世話になった相手に対してお礼を述べるような時に使うという具合で、ちょっとした休暇をそのように過ごせたといったような使い方には向いていないので注意してください。


「過ごさせていただきました」を使った例文

・『海外では日本語の通じるスタッフが同行してくれましたので、問題なく過ごさせていただきました』
・『特に暑くもなく、寒いといったこともなかったので、快適に過ごさせていただきました』

「過ごさせていただきました」の類語や言い替え

・『過ごせました』
「過ごすことができました」といった少し崩した表現を、更に砕いた形です。

こちらでも意味は同じで、使い方も同様ですが、そこまで丁寧な用い方ではないため、口語向けとなっています。

文章で使う場合には「過ごすことが〜」の方が適しています。

まとめ

「過ごさせていただきました」は、とても丁寧にどのように過ごしていたかと伝えることができる表現です。

多くの場合で仰々しい使い方になってしまうため、このようには用いずに、少し崩して自然な表現にした「過ごすことができました」と使われることが多いです。

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