この記事では「適用させていただきます」について解説をします。
「適用させていただきます」とは?意味
決まりをあてはめて使わせてもらいます、という意味です。
「適用」には、法律や規則などの決まりをあてはめて用いることという意味があります。
「適」は、ふさわしい、あてはまる、「用」は、もちいる、つかうという意味を持つ漢字です。
このことから「適用」には、あてはめて使うという意味があることがわかります。
「させていただき」は、相手に許しを求めて行動する意を込めて、相手に敬意を示す表現です。
「ます」は敬意を表す語です。
「適用させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何らかの決まり事を何かにあてはめて用いる場面で使われています。
チケットの購入で説明をします。
ある人が大人1人と学生1人のチケットを購入したく、チケット販売窓口にやってきました。
このチケットは、学生証を提出すれば安く購入することができます。
そこで、この人は学生証を提出しました。
これを受けて、「学生の割引を適用します」という意味で、窓口の人がこの言葉を使用します。
この場合だと、「学生証を提出すれば安くなる」という決まりをあてはめて用いています。
あるサービスでは、1か月ごとの契約と半年間契約の2種類を用意しています。
半年間契約をしてくれた人には、10%割引が適用されます。
この例の場合ならば、「半年間契約ならば10%割引を適用させていただきます」という使い方をします。
「こういった適用がありますよ」とお知らせをする場面であれば、「○○が適用されます」のような言い方もできます。
「適用させていただきます」を使った例文
・『○○を適用させていただきます』
「適用させていただきます」の返答や返信例
返答をしない場合が少なくありません。
チケットの購入場面では、返答をしないことが珍しくないです。
返答をする場合、何かを適用してもらうことで自分が恩恵を受けるならば、お礼を伝えるとよいでしょう。
たとえば、割引が適用されますという場面ならば、安くしてもらうことで自分が利益を受けます。
安くなる決まりを用いてくれたことで自分が利益を受けるので、それに対してお礼を伝えるとよいでしょう。
適用することで何か利益がある場合にこの言葉が使われることが多く、適用して欲しくないという場面は少ないです。
まとめ
この言葉は、何かの決まりをあてはめて用いる場面で使います。
決まりをあてはめて用いることで、相手にとって利益になるときに使うことの多い言葉です。
相手がその決まりを知らないならば、その決まりを教えるとよいでしょう。
