ここでは「重ねてよろしくお願いいたします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「重ねてよろしくお願いいたします」とは?
「重ねてよろしくお願いいたします」は、同じお願いごとを繰り返しする場合に、またはそれが強いお願いだという意味で用いる表現になります。
前者の場合、一度何かをお願いをした後に、更に「先ほどの○○の件、重ねてよろしくお願いいたします」といったような使い方になります。
その間に別の話を挟んで用いることが多く、最後にもう一度、その件をお願いしますといった念押しに使います。
後者の用い方では、「この○○の件につきましては、重ねてよろしくお願いいたします」などと、いかにもそれを強調しているという使い方をすることになります。
「重ねてよろしくお願いいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「重ねてよろしくお願いいたします」は、先のような2つの使い方があります。
繰り返しになる用い方では、「それでは改めて○○の件、重ねてよろしくお願いいたします」のように、それが二度目だと分かるような使い方になります。
一度でそのお願いごとを強調する用い方をする時には、「重ねて」をつけない場合と同じように使うことができますが、「では、重ねてよろしくお願いいたします」などと軽く使うことはできず、「○○の件、どうぞ重ねてよろしくお願いいたします」といったように、そのことだと強調して用いるのが通例です。
「重ねてよろしくお願いいたします」を使った例文
・『先の○○につきましては、重ねてよろしくお願いいたします』
・『本年も弊社製品を重ねてよろしくお願いいたします』
「重ねてよろしくお願いいたします」の類語や言い替え
・『改めてよろしくよろしくお願いいたします』
こちらも同じように、そのお願いが二度目になる場合と、一度でそれを強調するために使うことができる表現です。
どちらかと言えば、その後者に向いており、「○○の件ですが、改めてよろしくよろしくお願いいたします」とそちらの言い替えにする使い方がよく見られます。
まとめ
「重ねてよろしくお願いいたします」は、同じお願いごとをもう一度念押しのためにする時に、もしくはそのお願いを強調する使い方ができます。
後者の時にはそれについて、という部分から強調して用いることで、その意味で使っていると分かる用い方になります。