「長らく」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「長らく」とは? ビジネス用語

ここでは「長らく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「長らく」とは?

「長らく」は、長い時間と解釈して使われる言葉です。

「長らくお待たせいたしました」のような使い方が主になり、この場合は何かを長く待たせてしまったことを詫びている使い方になります。

そのように誰かを待たせた、待ってもらったと使えるだけでなく、「制作に長らく掛かってしまったものの、ようやく発表できそうだ」のように、自分のこととして用いることもできます。

長い時間という愕然とした表現になるため、具体的なその時間は使った人次第になります。

よって、その人がそう思っている場合に使うことができますが、何をそれだけ待たせた、何にそれだけ掛かったといった内容によってもその感覚は異なり、大きな事柄であれば何日単位ではなく、何ヶ月という単位になることもあります。


「長らく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「長らく」は、短い時には数時間程度という解釈で使うこともできます。

人との待ち合わせに遅れてしまったといった時などがその使い方にあたる場面で、30分も遅れた時には「長らくお待たせしてしまい、大変申し訳ありませんでした」のように用いるといいでしょう。

そのような相手に直接使う場合は口語で、何かを待たせてしまったお詫びの文章などと使い方は幅広く、意味も簡単な言葉なので解釈に困ることはまずありません。

ただし、それだけ長い時間が経ったといったような使い方には向いておらず、その時には以下で類語として挙げる方を用います。

この2つは発音が同じなので、文章では変換の際に間違えないように注意してください。


「長らく」を使った例文

・『長らく掛かってしまいましたが、やっと実現の目処が立ちました』
・『こんなに長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした』

「長らく」の類語や言い替え

・『永らく』
前述の「長らく」の類語にあたるのがこの言葉です。

こちらは数時間や数日といった単位ではなく、年単位での長さの表現になり、「彼にはもう永らく会っていない」のように使います。

10年や20年という歳月のこととなる場合も多く、発音は同じでも長さの単位が異なり、また、使い方としても時間の流れを表すために用いられます。

まとめ

「長らく」は、数時間や数日、長くとも数ヶ月というくらいの長さ、何かを待たせてしまった、それだけ掛かってしまったなどと使うための言葉です。

場合によっては年単位のこととして用いることもできますが、時間の流れが主題になる場合には類語の「永らく」の方を使ってください。

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