企業であれ個人であれ、ビジネスの世界では厳しい状況に置かれることはよくあります。
そのような場合によく出てくる「難局」という言葉について、これより解説していきます。
「難局」とは?
「難局」は「なんきょく」と読み、意味は「困難な局面」や「厳しい状況」あるいは「(上手く行くか失敗するかを分ける)重大な場面」などです。
俗な表現をすれば「ピンチ」という言葉が最もしっくり来るかもしれません。
この言葉が使われる際には、「難局に直面する」や「難局を乗り切る」あるいは「難局を切り抜ける」のような、定型的な表現が目に付きます。
「難局」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスで用いられるケースとしては、企業の経営状態が良くない時や、個人の仕事が行き詰まっているような時であり、そういう場面ではよくこの言葉が使われがちです。
単に上手く行っていないという程度ではなく、特に深刻な危機に陥っているような場合に使用されるので、かなり深刻な状況を示唆しており、軽々しく使われる言葉ではないことに注意しましょう。
「難局」を使った例文
それでは、実際の使用例を挙げてみましょう。
・『取引先が連鎖倒産するという難局に見舞われました』
・『被災による工場の操業停止の難局に立ち向かう』
・『感染爆発の難局に当たる』
・『開発試験の立て続けの失敗という難局をなんとか乗り切りたいと思います』
・『ライバル企業による安売り攻勢の難局を、残念ながら切り抜けられなかった』
「難局」の類語による言いかえ
「難局」の類語としては、「困難」「こんなん」や「苦境」「くきょう」あるいは「窮地」「きゅうち」や「危機」「きき」などが考えられます。
基本的に割とこの手の類語は多いので、言いかえのパターンは色々と考えられるでしょう。
また、「苦境に陥る」や「窮地に追い込まれる」など、その言葉によっては特有の表現をする場合もあります。
まとめ
「難局」とは「困難な場面」や「重大な局面」などの意味があります。
かなり厳しい状況に使う言葉ですので、ちょっとしたトラブルなどには使わないようにしましょう。