ここでは「顧客先」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「顧客先」とは?
「顧客先」は、顧客になる相手の場所のことを表現する言葉になります。
例えば、社用で外出している間に会社から電話が掛かってきた時に、「今顧客先に居ますので、戻りは早くても1時間後になります」などと使うと、このように用いる側が今居る場所がそこだという用い方になります。
特にどの顧客だとは言っていないため、ビジネスシーンで普段からそういった相手の元を訊ねることが多い営業職がよく使う言葉で、それ以外のシーンではBtoCで顧客と呼べる相手に用いられることがあります。
「顧客先」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「顧客先」は、先のような今そこに居る、またはこれからそちらに向かう、もうそこを出たといったような用い方がよく見られます。
その場所を表している言葉なので、必然的にそういった使い方になることが多いですが、「それは顧客先まで持って行くことになっています」のように用いても構いません。
この時にも「その場所」までと言っており、BtoCで販売店が使う時には、「その商品は会社には届くことはなく、メーカーから顧客先へ直送されます」といったような用い方もよくされています。
「顧客先」を使った例文
・『○○さんなら今日は顧客先から会社には戻らず、そのまま直帰するようです』
・『今日も営業のために顧客先をいくつか回ってみたが、これといった収穫は得られなかった』
「顧客先」の類語や言い替え
・『客先』
「顧客先」としている元の形だと、既に顧客として確立している相手という意味になりますが、こちらはまだそこまでの関係にはなっていない相手の場所としても使えます。
よって、「今日は客先周りです」とした時には、今後顧客となるかも知れない相手も含んで用いており、少し広い解釈で使うことができます。
まとめ
「顧客先」は、顧客になる相手の場所という意味で使います。
その場所自体を表しているため、そこに居る、そちらまで向かっているといったような用い方から、直接そ何かをその場所まで送ると使うこともでき、「顧客」という表現から、主としてビジネスシーンやBtoCにおいて使われています。