今さら同僚や先輩に聞きにくい、独特な表現があります。
「骨に刻む」の正しい意味と使い方を見ていきましょう。
「骨に刻む」とは?
この場合の「骨」とは、自分の脳や心をあらわします。
「刻む」はペンで書くように、書き留めることを表現しています。
そのため「骨に刻む」で忘れないように覚えておくこと、肝に銘じておくことを表現しています。
骨の髄まで染みわたるように、深く記憶に焼き付けておくのが「骨に刻む」です。
小説などに出てくる高尚な表現なので、覚えておきましょう。
「骨に刻む」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
時代劇など長編小説で目にする表現が「骨に刻む」です。
武士のような気持ちで、名言や教えを胸に刻むことをあらわしています。
一生忘れないくらいの感動をした時に、使用してみましょう。
一方で「骨に刻む」は、少々気を付けたい言い方です。
オフィスシーンで「骨」を持ち出すと、人によっては「不吉なシーン」を思い浮かべます。
誤解を生みたくない時は、他の分かりやすいフレーズを取り入れると良いでしょう。
「骨に刻む」を使った例文
・『ご教授ありがとうございます。骨に刻んでおきます』
・『先輩の教えを骨に刻むべく、日夜努力しております』
「骨に刻む」の類語や言い替え
似ている言い方に「骨身に徹する」と「骨にしみる」があります。
どちらも同じ意味があり、骨の奥までしみ渡るように、強く思うことを指しています。
何かを見て強く感動した時、あるいは冷たい空気が頬にあたり季節の厳しさを痛感した時に使ってみましょう。
「優しいお言葉、骨にしみました」と用います。
言い替えの表現に「絶対に忘れません」や「メモに残しておきます」そして「大変勉強になります」や「承知いたしました」があります。
その時によっても適切な表現は変わってくるので、明るい言葉を選んでみてください。
まとめ
「骨に刻む」を解説しました。
多種多様なビジネス語を知って、敬語の力を引き上げていきましょう。
