人の顔に関する慣用句としては、「鼻が高い」というものがあります。
これは顔の鼻を表すのはもちろん、気持ちにも関係する表現です。
鼻が高いとはどんな意味で、どう使っていくべきかをご紹介します。
「鼻が高い」とは?
ある嬉しい出来事があったので、誇らしかったり得意や自慢に思うことを表す慣用句です。
あるいは人の顔にある鼻が、人より高いことを表します。
「鼻が高い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
自分の息子が事業で成功すれば、親としては誇らしく自慢に思います。
商談が成功して利益が出たら、会社としては得意に思うでしょう。
そのように良い出来事があって気持ちが高揚した時、「鼻が高い」を用いるのが適切です。
誇らしいなどの意味で使う場合、「立派な部下を持って」などのように、何故鼻が高いのかの理由を併せることができます。
そしてこれは物理的に顔の鼻が高いことを褒める意味もありますが、人によっては顔の鼻が高いと言われたくないことに注意してください。
またこれは古来より、男根が大きくて精力があることの隠語にもなっていました。
そのような理由があって、他人に対して安易に「鼻が高い方ですね」などと言わないことが大切です。
「鼻が高い」を使った例文
・『こんな上司思いの部下を持てまして、私も鼻が高いです』
・『莫大な利益が出たので、先方もさぞかし鼻が高いと言ったところでしょう』
「鼻が高い」の類語や言い替え
「誇らしい」は、成功などの結果、得意になった気持ちに満ちていることです。
「誇りに思う」は、誇らしく、名誉な気持ちを持っていることを表します。
「肩身が広い」人前に対し堂々と立つことができ、気持ちが楽であるとの意味です。
「有頂天」は、上手く行ったので喜びにあふれている状態を表します。
「自慢」は、自分に関わる事柄の成功について、人に誇ることです。
「得意満面」は、誇らしい様子が顔の全体に現れているとの意味になります。
「意気揚々」は、得意気で異性が良く、誇らしげに振る舞うことです。
「ドヤ顔」は、人に自分の功績を誇り、どうだと自慢するような顔を示します。
まとめ
何か喜ばしいことが起きて誇らしく自慢に思うことを、「鼻が高い」で言い表すことができます。
しかし人の顔の鼻の高さを褒めることは、ビジネスでは避けたほうが無難です。
もし何か良いことがあった場合は、鼻が高いと言って表現してみてください。