ここでは「判明しております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「判明しております」とは?
「判明しております」は、そうだと分かっているという意味になります。
「そちらにつきましては、入力ミスが原因だと判明しております」などという使い方になり、この場合、入力ミスが原因で何かが何かが起きてしまったことが分かっていると言っています。
ただそうだと分かっているという時に使う表現ではなく、それなりに調べたり、きちんとした調査を行った上でそれが分かったといった場合に用います。
つまり、先の例では入力ミスが原因だとそれによって分かったと伝えていることにもなり、「調査によってこのように判明しております」のような用い方もよく見聞きします。
口語、文章は問わない表現なので、直接口頭で何かの原因が分かったと伝える時にも向いています。
「判明しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「判明しております」は先のように、それなりの行為によってそうだと分かった時に用います。
もうそうだと分かっているという意味になるため、まさに今、または少し前にそれが分かったという時には「判明しました」や「判明いたしました」とするといいでしょう。
軽く調べたという程度で用いるには大袈裟な表現になってしまうので、少なくともそれに数時間は掛かった時に使うべきで、数日は調べた、長い場合にはそのために1ヶ月や2ヶ月といった月日を費やし、ようやくそうだと分かったといったケースもあります。
行った調査の内容やその時間と共に、「1週間に及ぶ自社でのテストの結果、このように判明しております」などという使い方もよくされています。
「判明しております」を使った例文
・『○○が破損していました件は、運送上のトラブルが原因だったと判明しております』
・『新種かと思われましたが、色々と調査しました結果、既に発見例があったと判明しております』
「判明しております」の類語や言い替え
・『確認されています』
この「確認されている」としても、何かがそうだと分かっているという同じ意味になります。
この場合には、そこまで長い時間を掛けて調べた訳でなくても構わず、少し書類を見ただけでそうだと分かったようなケースでも使うことができます。
まとめ
「判明しております」は、それなりの時間を掛けてそうだと分かったという意味で用いる表現です。
「既に判明しております」のように、それは周知の事実だという使い方をしてもよく、そのためにこのようなことを行った、どれくらいの時間が掛かったなどと用いられています。