ここでは「日増しに寒さが増す折」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「日増しに寒さが増す折」とは?
「日増しに寒さが増す折」は、毎日どんどん寒くなってきている中という意味になります。
文章でその冒頭、もしくは結びの挨拶に用いる定型表現になり、この後にはその寒さに絡んだ内容を続けて挨拶文を作ります。
冒頭で用いる場合にはそんな中にどう過ごしているかといったご機嫌伺いになる文言を続けるのが通例で、文末の締めに使う時には寒さの中なので身体には気をつけてくださいという流れにして用います。
このような使い方から、普段から手紙やメールのやりとりがある仲で用いられることが多く、ビジネスシーンではそれほど見掛けない表現です。
「日増しに寒さが増す折」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「日増しに寒さが増す折」は、先のようにあまりビジネス向けではありませんが、その相手と個人的に何度かやりとりがある場合にはその限りではなく、ビジネスメールの冒頭やその締めに使われることがあります。
表現的に11月の下旬から12月の上旬が用いることができるタイミングで、本格的に寒い毎日が続く前のその時期に適しています。
どんどん寒くなってきたので、といった解釈で用いる挨拶表現になりますが、丁寧な形なので目上の人に対して使われることがほとんどで、このように用いて失礼になることはありません。
「日増しに寒さが増す折」を使った例文
・『日増しに寒さが増す折、いかがお過ごしのことと存じます』
・『日増しに寒さが増す折、お身体にはくれぐれもご注意ください』
「日増しに寒さが増す折」の類語や言い替え
・『日に日に寒さが増しておりますが』
意味や使い方は全く同じで、そのまま言い替え表現になります。
少し砕けた形になっていますが、目上の人に用いても失礼にあたることはなく、どちらを使っても変わることはありません。
共に文章専用の表現なので、口語で用いることはありません。
まとめ
「日増しに寒さが増す折」は、11月の下旬から12月の上旬にかけて使うことができる、その時期ならではの挨拶表現です。
個人的なやりとりに使う表現になりますが、ビジネスでもそれなりにやりとりのある相手であれば問題なく用いることができます。
