ここでは「次のいずれか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「次のいずれか」とは?
「次のいずれか」は、この後に挙げるうちのどれか、という意味になります。
その意味にそぐわなければどんな使い方をしてもよく、「次のいずれかを選んでください」と用いられた場合、この後に続く中からどれかを選択すればいいという具合です。
文章で「次のいずれかより、ご希望の日時をお選びいただけますか」と使って、続けて「1:○月△日15時 2:〜」と選んでもらうべき日時を並べていくといった使い方から、口頭で「お好きな色を次のいずれかから選んでいただけますか」と用いて、同様にこの後に「候補として、赤、青、白になります」などといったように使うこともできますが、どちらかと言えば文章向けの表現です。
「次のいずれか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「次のいずれか」は、相手にこの後に並べた中から選択を迫る使い方以外に、その中のどれかに該当する場合、といった用い方をすることもできます。
どちらの場合もそれらが2つ以上あるからこそ使える表現で、場合によっては10以上も色々と並べていくという使い方をすることもあります。
「次のいずれ」という形にして語尾の「か」を除くと、「次のいずれも満たす場合〜」のように使える表現になります。
この場合には、続けていくつかの条件などを挙げ、その全てに合致している時がその場合となり、「か」をつける元の形ではこのような用い方はできないので注意してください。
「次のいずれか」を使った例文
・『ディナーは次のいずれかからご選択いただけます。A:和食 B:洋食 C:イタリアン』
・『次のいずれかを満たした人が対象です。1:社会人経験2年以上 2:年齢25歳以下 3:営業職経験者』
「次のいずれか」の類語や言い替え
・『次のどちらか』
この「どちらか」にすると、続ける候補などは2つだけになります。
そのどちらかを選んで欲しい、またはどちらかに該当する場合という使い方になり、3つ以上の時には「いずれか」として、これらを使い分けることも多いです。
まとめ
「次のいずれか」は、続けて挙げる中のどれか、と使われています。
そのうちの1つを選ぶ、または1つに該当する場合などと用いられ、口語でも使うことができますが、文章で用いる方が向いている表現です。