「正念場」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「正念場」とは? ビジネス用語

ここでは「正念場」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「正念場」とは?

「正念場」は、とても大事な場面という意味で使われている言葉です。

「このプロジェクトが成功するかどうか、ここが正念場だ」のような用い方になり、それだけ大事になると思われる場面を指して使います。

語源は諸説ありますが、歌舞伎で主人公が演じている役柄の神髄を見せる場面をこのように使うことから、それが一般にも広まったとよく挙げられています。

口語、文章のどちらでも使うことができ、文章の時には「性根場」と書くこともできますが、そちらは今はあまり用いられていないので、ビジネスも含むあらゆるシーンで「正念場」の方で使われるのが通例です。


「正念場」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「正念場」は、後からそこがそうだったという使い方をすることもできます。

「あの正念場を乗り切れたことで、その後はスムーズに事を運ぶことができました」といったような用い方がそれにあたり、あの場面がそうなるだろうという事前の予想、または今がそれだ、そして、この後からそこがそうだったという使い方ができる表現です。

ビジネスシーンでは乗り切るのが困難だと思われる(後から振り返って、そこがそうだった)場面という意味で用いることが多く、それ以外のシーンでもそこがヤマになる(そうだった)といった、何かを継続して行ったり、終わらせるために一番の障害となる(なった)場面のことを指して使われます。


「正念場」を使った例文

・『ここ数日が正念場になると考えていいでしょう』
・『正念場だったのは、準決勝での強豪チームとの一戦だった』

「正念場」の類語や言い替え

・『天王山』
こちらは一番大事な戦いという意味で用いられており、「この一戦が天王山になるだろう」のように使います。

主にスポーツなどの競技において、その相手がそれだけ強い、勝てるか分からないという使い方になるので、ビジネス向けではありませんが、それだけ大切な場面だという意味で、「このプレゼンは我が社にとって天王山と言える戦いだ」といったように使えなくもありません。

まとめ

「正念場」は、色々なシーンで一番大事な場面という意味になる表現です。

スポーツなどの競技では類語として挙げた「天王山」の方もよく用いられていますが、「この一戦が正念場になるだろう」などとそちらで使う例もまま見聞きします。

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