ここでは「現行品」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「現行品」とは?
「現行品」は、その時点で生産が行われており、市場で流通している製品のことです。
同じ名称でモデルチェンジを繰り返している製品を例に挙げると、それによって1つ古くなってしまい、生産が行われなくなってしまったものはこの「現行品」とは呼ばず、新しく生産を始めたモデルがそう呼ばれます。
自動車で見ると分かりやすく、同じ車名で二代目、三代目と改良を重ねていくのが通例ですが、「現行品」は今生産が行われているモデルになり、新車としてディーラーに注文できるのはそれになります。
この場合には業界的に「現行モデル」と呼ばれることが多いですが、後半を英語にしているだけで意味や使い方は一緒で、製品によってはそちらがよく言い替えに使われています。
「現行品」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「現行品」は、基本的に現時点での最新版のことだと考えて構いません。
ですが、一部例外があり、あるソフトウェアの最新バージョンとその1つ前のバージョンが混在して共に「現行品」として扱われているような場合もあります。
つまり、最新版だけを指す言葉ではなく、生産、流通が普通に行われていれば、最新のもの以外でもそのように呼ぶことができるという訳です。
そのような場合、「最新バージョンが出ましたが、こちらのバージョンもまだ現行品です」といったような使い方ができます。
いつの時点ではそれだったと用いてもよく、生産は終わっていてもその分の残りがまだ市場で流通していることがありますが、そちらは「現行品」とは表現しません。
「現行品」を使った例文
・『この製品は現行品になって、新しい機能がたくさん追加されたと聞いています』
・『現行品でない少し前のモデルであれば、売れ残りが安く手に入るかも知れません』
「現行品」の類語や言い替え
・『生産終了品』
メーカー系の会社がよく用いている言葉で、「現行品」ではない、過去に生産していた製品のことを指して使う言葉です。
これがまだ市場で流通していることがありますが、生産は終わっているのでこのように表現されます。
まとめ
「現行品」は、今生産、流通が普通に行われている製品を指して使われています。
いつの時点でのそれだという用い方をすることもあり、この製品はそれだ、もうそれではないのかなどと色々な使い方ができる表現です。