この記事では「お届けいたしますが」について解説をします。
「お届けいたしますが」とは?意味
物や情報などを相手のところに着くようにするけれど、という意味です。
「お届け」は「届ける」の連用形の「届け」に「お」をつけた形になっています。
動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「いたします」を続けると、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手を敬います。
「いたし」は「する」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表します。
「お届けいたしますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、物などを相手のところに着くようにする場面で用います。
「届けます」とだけ伝えたいのではなく、まだ他にも伝えることがあります。
他にも伝える事柄があるので、「ます」の後に「が」がついています。
「届ける」とだけ伝えるならば、「いたします」で言葉を切ります。
この後に「時間がかかります」と言葉が続くとします。
その場合は、相手のところに着くようにはするけれど、届くのが遅くなるという意味になります。
遅くなりそうならば、事前に伝えておきましょう。
相手は早く届くことを待っているかもしれません。
待たされると不快になります。
しかし、遅くなると事前にわかっていれば、それがわかっていないときよりも不快感が軽減します。
予想できた方が安心できて、不快感が軽減するのです。
待たせるようならば謝罪をすることが望ましいです。
この言葉とともに謝罪の言葉も伝えましょう。
「届けるけれど、いつになるのかわからない」というのでは相手に迷惑をかけるので、いつになるのかわからないようなものを「届ける」というのはやめましょう。
「お届けいたしますが」を使った例文
・『お届けいたしますが、発送は来週になる見込みです』
「お届けいたしますが」の返答や返信
「遅くなるけれどよいですか」と尋ねられているときは、遅くなることへの了承の意を伝えるとよいでしょう。
「ダメです」と伝えては、相手を困らせてしまいます。
できるだけ早く届けられるようにしてくれるとは思いますが、どうしても時間がかかってしまう物事もあります。
この場合は、届けてもらいたいならば待っている必要があります。
本当にすぐに必要なものの場合は、できるだけ早く届けるようにお願いをしてみてください。
何とかしてくれるかもしれません。
まとめ
この言葉は、何かを届ける場面で用いるものです。
届くようにするとだけ伝えたいのではなく、他にも伝えたい事柄があります。
その事柄が相手にとって迷惑となるものならば、謝罪の言葉も一緒に述べましょう。
丁寧な対応をすれば、納得をしてくれるはずです。