この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お役に立てるように精励する所存でございます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「お役に立てるように精励する所存でございます」とは?
「お役に立てるように精励する所存でございます」のフレーズを、言葉毎に分解し、少し詳しくその意味等を説明します。
まず最初の「お役に立てる」は「お役に立つ」の可能性表現で、「お役に立つ」は「有益である、効果がある」といった意味の「役に立つ」に、敬意を表す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
次の「よう」は婉曲表現で「ように」と同義です。
後半最初の「精励」の読みは「せいれい」で、「精を出して励むこと」を意味する言葉です。
また「所存」は「考え、思い」を意味する言葉です。
そして最後の「ございます」は「ある」の謙譲語Ⅱ(丁重語)の「ござる」に、丁寧語の「ます」が付けられたもので、「あります」の、さらに丁寧な表現です。
以上より、「お役に立てるように精励する所存でございます」のフレーズは、「有益であるように精を出して励む考えです」といった意味の敬語表現となります。
「お役に立てるように精励する所存でございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お役に立てるように精励する所存でございます」のフレーズは、新入社員や転勤者が、職場で最初に挨拶する際に、その職場の戦力として役立てるように努力するとの意思表明としてよく使われる言葉です。
また、取引先の担当になった際に、最初の挨拶で「貴社のお役に立てるように精励する所存でございます」等と使われることもあります。
「お役に立てるように精励する所存でございます」を使った例文
・『一日も早く、この営業所のお役に立てるように精励する所存でございます』
・『〇〇社の担当として、貴社のお役に立てるように精励する所存でございます』
「お役に立てるように精励する所存でございます」の類語や言い換え
「精励」の類語としては「努力」や「頑張る」が、また「所存」の類語としては「考え」や「つもり」が挙げられます。
したがって、これらの類語を組み合わせて、後半の「精励する所存でございます」は、例えば「努力する考えでございます」や「頑張るつもりでございます」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「お役に立てるように精励する所存でございます」のフレーズは、「有益であるように精を出して励む考えです」といった意味の敬語表現です。
職場の役に立つように努力するや、取引先の担当として相手の会社の役に立てる存在になれるよう頑張るといった意味で、最初の挨拶でよく使われるフレーズです。
