この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「こちらからお電話します」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「こちらからお電話します」とは?
「こちらからお電話します」のフレーズにおける「こちら」は「自分に近い場所」を意味する言葉ですが、ここでは「自分、または自分達」を指して使われています。
また「お電話します」は「電話する」に丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
したがって「こちらからお電話します」のフレーズは「自分から電話する」との意味の丁寧な表現となります。
「こちらからお電話します」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「こちらからお電話します」は、問い合わせの電話を受けたものの、調べなければ回答できないような場合に、「調べて後ほど、こちからからお電話します」と使われたりします。
また出先から相手の方のオフィスに電話を入れたけれど、相手の方が不在のような場合、「改めて再度こちらからお電話します」等と使われたりします。
このフレーズは、丁寧な表現ですが、敬語表現ではありません。
したがって、取引先の方や顧客等の目上の人に対しては、言い換え表現の項で説明する敬語表現に換えて使うべきと言えます。
また、このフレーズとは逆に、相手の方から電話をもらいたいような場合には、「そちらからお電話ください」との表現が使われます。
「こちらからお電話します」を使った例文
・『出先からですので、お帰りの予定の頃に再度こちらからお電話します』
・『調べた上で、15分程度後にこちらからお電話します』
・『改めてこちらからお電話しますとお伝えください』
「こちらからお電話します」の類語や言い換え
「こちらから」の類語としては「私から」や「私の方から」や「当方から」が挙げられます。
したがって「こちらからお電話します」のフレーズは「私からお電話します」や「私の方からお電話します」や「当方からお電話します」と言い換えることが出来ます。
また、このフレーズは敬語表現として、「こちらからお電話いたします」や「こちらからお電話差し上げます」等と言い換えることも出来ます。
まとめ
「こちらからお電話します」のフレーズは「自分から電話する」との意味の丁寧な表現となります。
ビジネスシーンでは、一般的に敬語表現の「こちらからお電話いたします」や「こちらからお電話差し上げます」との表現の方がよく使われます。