ここでは「本日欠勤の旨」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「本日欠勤の旨」とは?
「本日欠勤の旨」は、この言葉を使う先方がその日休んでいることを意味しています。
直接その相手とは限らず、例えば、「○○氏が本日欠勤の旨、承知しました」のように、使った先方に絡む人間が休んでいるといった用い方もできます。
「欠勤」としているため、主に会社勤めの人間が対象になり、ビジネスシーンで使われる言葉です。
現代ではメールで用いられる機会も多いですが、休んでいる本人からその日のうちに連絡があるのは稀なので、その人間以外が直接の相手になる場合がほとんどだと考えていいでしょう。
よくある例としては、A氏にその日に連絡をもらえるように頼んでいたところ、何らかの都合で欠勤となったため、別のB氏からA氏が今日は欠勤していると連絡があり、それに対してこの言葉を使って応対するという具合です。
「本日欠勤の旨」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「本日欠勤の旨」は電話で用いられるケースがよく見られ、その場合には他社にA氏を出して欲しいと連絡をしたものの、欠勤していると伝えられたため、「(A氏が)本日欠勤の旨、承知しました。
では、B氏をお願いできますか」のような形になります。
先のメールの場合も同様ですが、この言葉は相手方になる人間が欠勤している場合にそれが分かったという使い方になります。
それを表すための他所向けの表現だと考えておけばよく、それ以外の使い方もありません。
使えるケースが限られているため、ビジネスシーンでもそれほど見聞きことはなく、意味さえきちんと理解しておけば特に問題はないでしょう。
「本日欠勤の旨」を使った例文
・『○○さんが本日欠勤の旨、承知しました。明日はご出勤されますか』
・『本日欠勤の旨、承知しました。では、会議は日を改めて開催することにします』
「本日欠勤の旨」の類語や言い替え
・『本日お休みとのこと』
こちらで「本日欠勤の旨」の言い替え表現になります。
こちらでは「お休み」と「お」を付けていますが、「本日欠勤の旨」は「ご欠勤」とする必要はありません。
それは、「欠勤」や「早退」といったようなそれ自体があまりいいことではない言葉の前に「ご」や「お」をつけて丁寧にするといった表現は、日本語としてまず使うことがないからです。
まとめ
「本日欠勤の旨」は、先方が欠勤していることの表現になります。
それをビジネスでうまく伝えるための言葉で、それほど使う場面もなく、特に難しい使い方もしないので意味だけ知っておく程度でいいでしょう。