ここでは「ほぼほぼ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ほぼほぼ」とは?
「ほぼほぼ」は、何かの割合が完全な状態を10とすると、それに限りなく近いという意味で使う表現です。
つまり、「ほぼほぼ完成しています」とすれば、10で完成のところを9を超えてそれに限りなく近くなっていると言っていると解釈してください。
「ほぼ」を2回繰り返していますが、その「ほぼ」だけでも同様の意味で使われており、繰り返しによってその意味を更に強調している表現となっており、それだけ完全な状態ではないものの、限りなく近いことを伝えたい時に使われています。
口語、文章は問わない表現ですが、実際のシーンではよく口語で用いられています。
「ほぼほぼ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ほぼほぼ」は、先のように限りなく達成しているに近い状態にあるという使い方になります。
よって、「ほぼほぼその通りです」とすれば、その通りだと言い切ってはいないものの、違いは限りなく少ないという意味になり、ビジネスシーンでも使われている表現です。
そうだとは言い切りたくない場合に向いており、このように使っておくと、もし違う部分があったり、間違いがあったような場合の免罪符になるという意味から使う場合も多いです。
ただし、言い切っていない分、使われた側からすると頼りのない表現だと思われてしまうことがあるため、それで確実だとする時には使うべきではありません。
「ほぼほぼ」を使った例文
・『そちらのお考えでほぼほぼ間違いはございません』
・『もうほぼほぼ出来上がっておりますので、すぐにお渡しできる状態になります』
「ほぼほぼ」の類語や言い替え
・『ほとんど』
この「ほとんど」も、完全な状態にすごく近いという解釈で用いられています。
「ほとんど完成しています」とすると、「ほぼほぼ」とした場合と同様の意味になりますが、丁寧な使い方ではないため、全ての使い方の言い替えになる訳ではありません。
例えば、例文で挙げた「ほとんど間違いはありません」は他社や目上の人に使うべきではなく、「ほぼ」や「ほぼほぼ」とするべきだといった違いがあります。
まとめ
「ほぼほぼ」は、類語として挙げた「ほとんど」と近い意味になる表現で、何かが完全な状態に限りなく近いという意味になります。
その「ほとんど」を丁寧にしたものと考えてもよく、ビジネスでも使うことができ、そうだとは言い切りたくはない場合によく用いられています。