ビジネスの場ではお悔やみの言葉をメールで送ることも、しばしばあります。
今回はそういった場合の言い回しについて紹介していきます。
「メールにてお悔やみ申し上げます」の意味と使い方
『お悔やみ』には、人が亡くなったことに対する残念な気持ち、遺族の方にかける慰めの言葉、という意味があります。
これはお悔やみの言葉をメールで伝えるための言い回しです。
本来は口頭で伝えるべきお悔やみの言葉ですが、ビジネスの場ではなかなか直接言うタイミングがない場合があります。
例えば以前出張や取引でお世話になったけれど、遠方にいて直接伺うことが難しい、メールアドレスは知っているが電話番号は知らないなどの場合です。
そういった場合に使われるのが、この「メールにてお悔やみ申し上げます」という言い回しです。
この言い回しであれば、メールになってしまうけれど、今回のことはとても残念に思っています、と相手に伝えられます。
例えば、訃報がメールで届いたとします。
そういった場合の返信でもこの言い回しが使われます。
この場合、後ほど伺う旨を一緒に書いておくと良いでしょう。
この言い回しを使う際の注意点として、メール自体を簡潔にするという点があげられます。
故人に対して伝えたい気持ち、思いなど言いたいことはたくさんあるかもしれません。
しかし遺族の方は様々な準備や対応で忙しく、長いメールを読んでいる暇などありません。
長文のメールは相手にとって迷惑な可能性があるのです。
余計な負担を増やさないためにも、メールではどうしても伝えたい内容だけを、簡潔かつ丁寧に送るようにしてください。
「メールにてお悔やみ申しあげます」の例文
実際の使い方の例として、『略儀ながら、メールにてお悔やみ申し上げます』というものがあります。
この『略儀ながら』には、正しい手続きを省略した方法ではありますが、という意味があります。
これを文章の頭につけることで、メールという形になってしまい申し訳ありませんが、という意味も合わせて伝えられます。
また、言い換えた形として『心よりお悔やみ申し上げます。都合によりメールでのお伝えとなってしまい申し訳ございません』というものもあります。
簡潔な文章かつ、メールという形になってしまって申し訳なく思っていることをわかりやすく相手に伝えることが可能です。
また、このようにお悔やみの言葉をメールで伝える場合、最後に返信不要の旨を書いておくことも重要です。
これは、相手側に気を遣わせないために必要な心遣いでもあります。
合わせて覚えておくと良いでしょう。
まとめ
年齢を重ねていくと、お悔やみの言葉をいう機会が一度は必ず訪れます。
これらのことを覚えておくと良いでしょう。
