「開催される」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「開催される」とは? ビジネス用語

「開催される」というフレーズは、ビジネスにおいても一般表現の1つですが、よく使う表現だからこそ、しっかりと意味を把握しておきたいものです。

ここでは、「開催される」という言葉の意味や使い方について詳しく解説いたします。

「開催される」とは?

「開催」の意味は、文字通り「何らかの催し物を開くこと」です。

催し物は、イベント的なものから企業内の大きな会合のようなものまで含みます。

尚、「開催される」「される」は、「催し物が開かれる」という受動を意味することもあれば、「開催する」の敬語表現を意味する場合もあります。


「開催される」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

基本的に、何らかのイベント等が開かれることを伝達する場合に用いられるフレーズです。

自分の側(自社や所属部門など)が開催するのであれば、催し物そのものが主語や「開催される」がかかる言葉になっている必要があります。

「当社の決算セールが開催される時期になりました」のような文章がこの具体例です。

一方で、敬語表現として「開催される」という表現が使われる場合は、相手(取引先や目上の人)が開催の主体であり、文章上も主語の必要があります。

「貴社が開催される展示会につきまして」がこれに該当する具体例となります。


「開催される」を使った例文

既出のもの以外の例文には以下のような使い方が考えられます。

・『来月に開催される社内運動会につきましてお知らせいたします』
・『先代の社長が、この度絵画の個展を開催されることになりました』
最初の例文は、社内運動会が「開催される」という受動表現によって修飾されている形式になっています。

「開催される」の類語による言いかえ

「開催される」が受動表現として使用されている場合には、そのまま「開かれる」で言いかえ出来ます。

「開業20周年記念式典が開かれます」がこの使用例です。

また、受動の「開催される」を更に敬語表現にした場合には、「開催されます」という表現になります。

一方で、敬語表現の「開催される」を言いかえる場合には、同じ「開催」を用いた「開催なさる」がもっとも適切な置きかえ表現と言えるでしょう。

更に、「執り行われる」「とりおこなわれる」は、受動表現としても敬語表現としても「開催される」の言いかえ表現になり得ますが、式典などかなりフォーマルなイベントに限定された言葉と考えるべきです。

まとめ

「開催される」には、イベント等が開かれるという受動の意味と、イベント等を開催する人物や団体に対する敬語表現の意味の両方があります。

どちらの意味で用いるか、用いられているかは、「開催される」の主語に該当するものがイベント等なのか開催する側なのかによって判断します。

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