「書面にて失礼いたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「書面にて失礼いたします」とは? ビジネス用語

「書面にて失礼いたします」とは?

ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「書面にて失礼いたします」とは?

このフレーズの「書面」とは、文書や手紙などのことをあらたまって言った言葉です。

この書面は、役職者名で発信する文書であり、捺印を必要とする書類であり、機密文書であることが求められます。

つまり、ここでいう書面とは文書や手紙が該当し、メールは該当しないということになります。

さらに、このような重要な用件は、本来であれば会ってお伝えすべきところですが、今回は書面で失礼しますという意味で用いられます。

なお、「メールにて失礼いたします」というフレーズもよく見かけますが、これは急ぎのためにやむなく連絡手段がメールになった場合や、その他の理由で一般的には対面や書面がふさわしいけれども、メールの方が適切と判断してメールで送付する場合に用いるフレーズです。

なお、このように本来の対応である対面など正規の手続きや形式を省略した方法を採る場合は、「略儀ながら」という言いまわしを使う場合もあります。


「書面にて失礼いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズは上述の通り、本来は会ってお伝えすべきところですが、理由があって今回は書面で失礼しますという意味で使われます。

ただし、その理由ですが「急ぎのため」という理由は使えません。

本当に急ぎであれば、伝えたい内容をわざわざ文書にしている時間は無いはずで、とりあえずでもメールや電話で連絡できるはずということです。

よって、「取り急ぎ書面にて失礼いたします」といった言いまわしは現実的にはありません。


「書面にて失礼いたします」を使った例文

・『コロナ禍という状況でもあり、外出が制限されていますので、今回は書面にて失礼いたします』
・『本来はお会して謝罪するのが筋ですが、緊急事態宣言下のため書面にて失礼いたします』

「書面にて失礼いたします」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

・『文面にて失礼いたします』
・『文中にて失礼いたします』
・『書面での失礼をお詫び申し上げます』

まとめ

このフレーズは、略儀である書面での連絡となったことに対するお詫びの気持ちを表わす言いまわしです。

日常生活だけでなく、ビジネスの場面でも使用するシーンはありますので上手く活用できるようにしておきましょう。

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