この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「今回の経験を活かし」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「今回の経験を活かし」とは?
「今回の経験を活かし」のフレーズにおける「今回」は言うまでもなく「このたび」といった意味で、直近の出来事を指して使われる言葉です。
次の「経験」は「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること、およびそれによって得られた知識や技能など」を意味する言葉です。
そして、最後の「活かし」の読みは「いかし」で、「経験を効果的に使うこと」を意味する言葉です。
したがって「今回の経験を活かし」のフレーズは「このたびの実際に見たり、聞いたり、行ったりしたこと、およびそれによって得られた知識や技能などを効果的に使って」といった意味になります。
「今回の経験を活かし」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「今回の経験を活かし」のフレーズは、ビジネス上で重要なプロジェクトに携わり、それを終えた際に、今後の自分の抱負を述べる場面などで使われます。
したがって、一般的にはこのフレーズの後ろには、今後も頑張るといった言葉が続けられることになります。
例えば「今回の経験を活かし、今後も一層業務に邁進していく所存です」等と使われます。
また、このフレーズでは「活かし」を使っていますが、同じ読みの「生かし」を使う場合もあります。
本来の「生かす」の意味は生命に関する意味で使われるものですが、「活かす」を訓読みで「いかす」と読むの、は常用漢字外の読みなるので、代用として「生かす」を使っているものです。
「今回の経験を活かし」を使った例文
・『今回の経験を活かし、これからも精一杯頑張ってまいる所存です』
・『今回の経験を活かし、さらに挑戦的な仕事に取り組んでいきたいと思います』
「今回の経験を活かし」の類語や言い換え
「活かし」の類語としては「糧にし(かてにし)」や「踏まえて」等が挙げられます。
したがって「今回の経験を活かし」のフレーズは、「今回の経験を糧にし」や「今回の経験を踏まえて」等と言い換えることができます。
まとめ
「今回の経験を活かし」のフレーズは、「このたびの実際に見たり、聞いたり、行ったりしたこと、およびそれによって得られた知識や技能などを効果的に使って」といった意味で、表現を換えれば「今回の経験を効果的に使って」といった意味になります。