ここでは「貴重なお時間いただき」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「貴重なお時間いただき」とは?
「貴重なお時間いただき」は、相手に時間をとってもらったこと、またはこれからとってもらうことに対してのお礼になる表現です。
そのような機会が終わった直後に、「本日は貴重なお時間いただき、ありがとうございました」と直接その相手に用いたり、後からメールで「先日は貴重なお時間いただき〜」といったように使うこともできます。
尚、このままではなく、「貴重なお時間“を”いただき」と間に「を」を入れる方が一般的なため、そちらで用いるのが通例で、口語、文章のどちらでも普通はそのような使い方をするものです。
以下、そちらで統一します。
「貴重なお時間をいただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「貴重なお時間をいただき」は、先の例のような、この前にその相手に時間をとってもらったお礼として使う場合と、「貴重なお時間をいただきたく〜」のように、これからそのような時間をとってもらいたいと使うこともできます。
そちら場合には「30分ほどで構いませんので、貴重なお時間をいただきたく、ご連絡いたしました」などといった使い方をすることが多く、その返答を待つことになります。
この時には「貴重な」とつけずに使う場合も多いですが、それをつけていることで、丁寧に時間を作ってもらいたいと伝えています。
「貴重なお時間をいただき」を使った例文
・『この度は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました』
・『ご説明のため、○○様の貴重なお時間をいただきたく、お願い申し上げます次第です』
「貴重なお時間をいただき」の類語や言い替え
・『貴重なお時間を頂戴いたしたく』
こちらの表現は、これから相手に時間をとってもらいたいという使い方になります。
それをとても丁寧にした表現で、とってもらった後の場合には、「お時間を頂戴いたしまして」の形にすると、同様の丁寧さにすることができます。
どちらも「貴重なお時間をいただき」を更に丁寧にしたいといった時に用いるといいでしょう。
まとめ
「貴重なお時間をいただき」は、その相手に時間をとってもらったお礼、もしくはこれからそうしてもらうためのお願いに用いられます。
後者の場合には、この後に「たく」と続けて使うのが普通の用い方になります。
