何かについて人と語り合う最中に、「それに伴い」という表現を使うことがあります。
会議や資料の中でも使われるこの言葉の、正しい意味と用法と類語などを確かめていくことにしましょう。
「それに伴い」とは?
何らかの物事が起こったことが原因になったり、それと並行する形で、別の物事が起こることを表した言葉です。
「それに伴い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスの会話をする中では、1つの物事が起きている中で、同時に別の問題が生じたことを言い表す時があります。
そんな局面で「それに伴い」が使われることになるでしょう。
この言葉を言う場合には「それ」にあたる事象がいったい何なのか、事前に明確にしておくのが基本であり、それを怠ることはできません。
「それに伴い」を使った例文
・『新駅が開業した中、それに伴い周辺人口も増えて住宅や店舗も目立ってきました』
・『昨日発生した熱帯的気圧が北上しており、それに伴い各地で強風が吹きつつあります』
「それに伴い」の類語や言い替え
「それと共に」は、誰かと一緒に何かをしたり、同時であることを表す「共に」を用いた表現です。
「それと一緒に」は、他のことと合わせて1つになることや、同時を表す「一緒」を使う形になります。
「それと併せて」は2つ以上を同時に行なうことを意味する「併せ」を用いた言い方です。
「それに随伴し」は、ある物事に伴って起きることや、お供になることを表す「随伴」を使った形です。
「それと同時に」は、2つ以上のことが同じ時間に成り立つことを表す「同時」を用いた言い方となります。
まとめ
ある物事と併せて違ったことが起きる状況などが、「それに伴い」という表現なのでした。
これを会話の中で用いる場合には、それが一体何かを明確にする必要があります。
言い換えをする場合には、「それと共に」や「それと併せて」などを使っていくと支障がないでしょう。